【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

雨に香る金十字の花

2008-10-05 17:17:08 | 香る庭の花綴り


 


   “ 明日は、お昼過ぎから雨でしょう・・”
  そんな天気予報に反して、朝から雨。

   今日は、晴れたら出掛けるという事に、
  していましたので、ちょっぴり複雑な?
  気分です。

   でも、ホッとしている部分も。
  外も好きだけれど、最近ではそれ以上に
  家の中にいるのも大好きなのですから。

   それにしても、あの夏の激しい雨は、
  どこに行ってしまったのでしょう。
  
   今ではすっかり影を潜めました。
  しっとりと煙るような霧雨。
  雨さえも秋になると、このように物想いに耽(ふけ)ってしまうのでしょうか・・。

   細い細い雨が、ある時はやんでみたり、又ある時は、降り出してみたり・・。
  そんなサマを、ふと “物想い” ~なんて、感じたものです。

   「・・・今朝は、こんなに日が照っていて、ほんとに嬉しいわ。
  でも、雨降りの朝 も大好きなの。朝は、どんな朝でも良かないこと? 
  その日にどんな事が起こるか分からないんですものね。
  想像の余地 があるからいいわ。・・・・・」

                                   【「赤毛のアン」 第4章】

   アンも、こんな風に言っていますものね。本当に朝は、どんな朝でもいいですね。
  それに、「晴耕雨読」 なんて、言葉もある位ですもの。

   ところで、冒頭の写真。
  つい昨日までは、この夏、窓辺という窓辺に植えた、「ローズゼラニウム」 が、
  思いの外育って、家にいながら、“自然のアロマ~”
  なんて、一人、悦に入っていたものです。ところが・・。

   それは・・今朝、突然やって来ました。その金木犀の香りは・・。
  そう言えば、我家の金木犀・・随分、背丈が高くなっているのです。

   なので・・今の今まで、金木犀の木に小さな花芽を付けている事など、
  全く気付かなかった・・という訳です。

   尤も、金木犀の香りは、「ある日突然」 が特徴なのだそうですね。
  こんな事も、本当にアンの言う通り。その日に何が起こるか、分かりません。

   金木犀の香りのような、ロマンティックな 「ある日突然」 は、大歓迎ですが、
  嫌なそれは、困ります。それだけは、お断りしますね。

   「木犀の はかなかりける 初恋の
     人とあひ見し 袖垣おもふ」
  ~ 木下 利玄

   さて、金木犀は秋の香りそのものですが、庭には、まだまだ夏の花が、
  頑張って咲いてくれています。

   ペチュニア、日々草、ハイビスカス等など・・。
  私の庭には、秋と夏が仲良く・・混在しています。