

朝を迎えました。それにしても・・。
起床時間は同じなのに、
既にカンカン照りだった、
あの夏の日・・。
ついこの前のような気がするのに、
随分前のような気もして・・。
今では、すっかり
日の出も遅くなりました。
そして、お月様。
昨夜も、その美しさに変わりありません。そして・・。
こちらにも、何度か記しましたが、お月様を眺めながら休むという幸運も・・。

昨夜は少し斜めになり、その幸運に与る
事が出来たという訳です。そう言えば・・
アン と エミリー は、月ですが、
ジェーン は星を崇拝していますね。
(今日も、父親からジェーンへの言葉)
「・・・星の事を知らなければ
ダメだ。星の事を知らないからと
言って、責める訳ではないよ。
灯火の煌々と輝く大都会の
人間は、星から締め出されているからね。
田舎の人達にでさえ、あまりに慣れ過ぎているために
星の素晴らしさが分からないのだ。・・・」
【「丘の家のジェーン」 第34章】

空に誘われるように、
今日も寄り道です。
道端には秋桜が咲き乱れ、
名も知らぬ花も。
秋風に、そよそよと揺れるさまは、
何とも言えない風情がありますね。
「・・・今日のような日には、
人は生きているという感じ
を味わい、世界のあらゆる
風が自分の姉妹だという気が
するわ。
この街道には羊歯の茂みが沢山あって嬉しいこと ――
蜘蛛の巣のかかった羊歯が。
蜘蛛の巣が妖精のテーブル掛けだというふりをしていた頃の事が、
いえ、そう信じていた頃の事が思い出されるわ ――・・・」
【「アンの幸福」 第2年目】
我街の会報を読んでいましたら、ここは、「とかいなか」 なんだそうです。
都会と田舎が、混在している・・。言い得て妙ですね。