今日も、霧雨の朝となりました。
それも、目を凝らさなければ分からないような、細い細い雨・・。
同じ雨でも、こんな雨、なぜか好きなのです。
土砂降りの雨は、絵にはなりませんが、霧雨は名前もそうですが、
ロマンティックに他なりませんもの。
傘を持たずに、トレンチコートの襟を立て颯爽と・・。
こんなスタイルには、憧れてしまいます。
~なんて、のっけから脱線していてはいけませんね。
こんな事を言っていますが、午前10時頃からは、薄暗かった室内も、
明るくなって来ました。どうやら、お天気は回復傾向にあるようです。
「あたし、室内と戸外の優劣を比べている所なのよ。」
「今日は大人しやかな家庭的な喜びに浸る気が、しませんわ。
一人になって、自由に、野生的になってみたいの。・・・・・」
【「アンの愛情」 第25章】
ともあれ、雨の日は、室内と戸外の優劣に逡巡する必要がありませんので、
気持ちが随分、楽な私です。
こんな日は、大人しやかな、家庭的な喜びに浸ってみたくて・・。
雨の日は、いつも・・上のアンの言葉とは、逆の心境になるという訳です。
そんな訳で・・。やっとの事で、自分用のビーズのバッグを完成させました。
実は、これも長い事、放って置いたものです。
しかも、その期間が、あまりにも長かったので、全然、網目の調子が違うのです。
なので、ほとんど編み直し状態から始めました。
ビーズのバッグは、小さい物が、多い中で、これは、そこそこの大きさです。
(長札財布、入ります) と言っても、黒色のレースは、目が疲れますね。
当分、ゴメンです。
これに比べれば・・。
平面上の、それも淡い糸で編む、テーブルセンターなんて、何と楽なのでしょう。
糸も大きいので、スイスイです。
それはそうと、先日の 「英国展」。
細い細いレース糸で編んだ替え襟が、沢山出品されていました。
とても優雅で、素敵なのですが、替え襟なんて、普段ほとんど使いませんものね。
私も以前、フィンランドの方に頂いた事がありますが、
そのまま一度も使わずに、引出しの中に、しまったままです。
でも、その繊細な美しさは、溜息もので、時々出して、眺めてはいますが・・。