

今日も快晴の空となりました。
現金なもので、ここの所、暖かいので
つい季節を忘れてしまいそうですが、後、
10日もすれば11月なのですね。
時の移ろいの早さと、
自分の実態が、なかなか伴わなくて・・
置いてきぼりをくいそうです。
そうそう昨夜、休む前に眺めた夜空・・
月明かりに照らされたその空は・・。
一面の鯖雲。
夜空のそれは、幻想的と言うより、
ちょっと無気味で・・。
あまり気持ちの良いものではありませんね。
ところで、つい先日、我街は“とかいなか” なんて、記しましたが、
本当にその通りだと、妙な事に感心しています。
距離的には、我家から程近いのに、一歩、脇道に逸れると、
とんでもない所に出たり・・。
それならまだいいのですが、急に山道になり、おまけにトンネルなんてあると、
まだ日は高くても、急に心細くなったり。
「何て、ロマンティックな古めかしい径でしょう。」
「まるで魔法の森を歩いているようだわ。
又、元の世界へ戻れると思って、ダイアナ?
もうじき、魔法にかけられたお姫様のいるお城に出ることよ。」
【「アンの青春」 第21章】

訳ですから当然と言えば、
当然なのですが、
取り残されている所もあるのです。
でも、トンネルの向こうには、
渡る気がしません。
トンネルって、渡った先に
何が・・? って、
どうしても考えてしまいますね。
結局、引き返したのですが、
(やはり一人では怖いです) でも、
その一角だけは、ひなびた郷愁のある、田舎の面影が存在しているのです。

ほとんどが、普段見慣れている花ですが、
中には珍しいものも・・。
でも、そんな事をしている間にも・・
どなたにも会いません。
尤も、会えば会ったで、ドキッ! ですね。
そうこうしているうちに・・。
いつもの径へ。見慣れた景色・・。
やはり、ほっとしている私がいます。
何だかんだ言っても、緊張していたの
ですね。
でも、家から近くても、非日常な世界が、
まだまだ広がっている事が分かり、やけに
嬉しくなります。
そうそう、右上の写真は、市の立札が掛かっている古木です。
もう少しすると、この辺りは、落葉で一杯になるのですが、
しっかり共存して生活していらっしゃるようです。
いつかどこかで出会ったような、懐かしいシーンと、甘く切ない時間。
そんな中に自分を置く事が出来、小さな小さな冒険? を楽しむ事が出来ました。
ちょっと物足りないような気もしないではありませんが、
この位で終える方が、丁度、いいのかも知れませんね。