お天気、長続きしません。
今朝は、今にも泣き出しそうな
空で明けました。
その後、真珠色の空から
太陽も顔を出したのですが、
ほんの申し訳程度。
雨も降り出し・・。
又、上がり・・と言った、
何ともはっきりしない天気です。
降っても、細い、細い・・霧雨。
霧雨と言えば・・。
傘を持たずに・・なんていう事を、無性にやってみたくなりました。
まだ、それほど寒くはありませんので、薄手の防水機能のある、
白いトレンチコートに、レインハットという姿で、出掛けてみる事に。
降っているか、いないかのような、今日のような雨ならいいですね。
と言っても、先日の本に書いてあった、そのままではありませんか。単純な私です。
そこら辺を散歩するつもりが、ついつい街の方に足が向く事に・・。
そうすると、折角来たのだからと・・余計な物を? 求めてしまいました。
それは、写真の硝子製のキャンドル・ホルダーです。このキャンドル・ホルダーは、
以前、京都の北野天満宮で求めた、リラ版、“ロミオ&ジュリエット” が、
あるのですが、少々、大き過ぎて。もう少し小さな物が欲しかったのです。
そして、やはり火屋(ほや)があった方が、安全ですものね。
という訳で、帰ってから早速灯してみました。
今日のような日は、午後3時過ぎだと言うのに、お部屋の中は、もう薄暗く・・。
蝋燭は、昨日求めた、ラベンダーの香りのアロマキャンドルを。
写真では見えませんが、上は煙突状で空いています。
そこから仄かな、ラベンダーの香りが・・。
珍しく、往復歩いてちょっぴり疲れた身体を、ラベンダーの香りと共に、
ゆらゆら揺れる蝋燭の焔が、優しく解きほぐしてくれます。
そして、大好きな萩焼の器で、今日は緑茶でティータイム。
“・・・たいていの木が葉を落としていた。
けれども小さなブナの木が、まだ黄金の飾りを付けて、
若い樅の間から覗いていた ―― ブナは樅の陰になっていた ――
そして小道の末の方のロンバーディ杉は、
大きな金の蝋燭 のようだった。
向こうの方の山の畑は、3本の赤いリボンで縁取られていた ――”
【「エミリーの求めるもの」 第18章】
上の描写は、『アンの世界』 の10月です。こちらは、紅葉は、まだまだです。
リラ版 「恋人の小径」 に、ロンバーディー杉? らしきものがあります。
秋も深まると、オレンジ色に変わります。今年は、“大きな金の蝋燭” が、楽しみです。