【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

優しい焔に魅せられて・・

2008-10-26 17:17:17 | 趣味の器(壺)~その他


   お天気、長続きしません。
  今朝は、今にも泣き出しそうな
  空で明けました。

   その後、真珠色の空から
  太陽も顔を出したのですが、
  ほんの申し訳程度。

   雨も降り出し・・。
  又、上がり・・と言った、
  何ともはっきりしない天気です。

   降っても、細い、細い・・霧雨。
  霧雨と言えば・・。
  傘を持たずに・・なんていう事を、無性にやってみたくなりました。

   まだ、それほど寒くはありませんので、薄手の防水機能のある、
  白いトレンチコートに、レインハットという姿で、出掛けてみる事に。

   降っているか、いないかのような、今日のような雨ならいいですね。
  と言っても、先日の本に書いてあった、そのままではありませんか。単純な私です。



   そこら辺を散歩するつもりが、ついつい街の方に足が向く事に・・。
  そうすると、折角来たのだからと・・余計な物を? 求めてしまいました。

   それは、写真の硝子製のキャンドル・ホルダーです。このキャンドル・ホルダーは、
  以前、京都の北野天満宮で求めた、リラ版、“ロミオ&ジュリエット” が、
  あるのですが、少々、大き過ぎて。もう少し小さな物が欲しかったのです。

   そして、やはり火屋(ほや)があった方が、安全ですものね。
  という訳で、帰ってから早速灯してみました。

   今日のような日は、午後3時過ぎだと言うのに、お部屋の中は、もう薄暗く・・。
  蝋燭は、昨日求めた、ラベンダーの香りのアロマキャンドルを。

   写真では見えませんが、上は煙突状で空いています。
  そこから仄かな、ラベンダーの香りが・・。

   珍しく、往復歩いてちょっぴり疲れた身体を、ラベンダーの香りと共に、
  ゆらゆら揺れる蝋燭の焔が、優しく解きほぐしてくれます。
  そして、大好きな萩焼の器で、今日は緑茶でティータイム。

   “・・・たいていの木が葉を落としていた。
  けれども小さなブナの木が、まだ黄金の飾りを付けて、
  若い樅の間から覗いていた ―― ブナは樅の陰になっていた ――
  そして小道の末の方のロンバーディ杉は、
  大きな金の蝋燭 のようだった。
  向こうの方の山の畑は、3本の赤いリボンで縁取られていた ――”
 
                                     【「エミリーの求めるもの」 第18章】

   上の描写は、『アンの世界』 の10月です。こちらは、紅葉は、まだまだです。
  リラ版 「恋人の小径」 に、ロンバーディー杉? らしきものがあります。
  秋も深まると、オレンジ色に変わります。今年は、“大きな金の蝋燭” が、楽しみです。