【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

蜂蜜色の風

2008-10-30 19:19:19 | 路傍の花~道草


   朝こそ、写真のような空
  でしたが、今日も、こちらは
  秋晴れとなりました。

   日中は暖かくなり、そんな
  お天気にも誘われ又々、
  私のいつもの癖?が
  顔を覗かす羽目に・・。

   という訳で、
  今日も帰途は道草です。

   “・・・グレン村は、長閑のどかさそのものだった。
  空には銀色に輝く雲が浮かんでいた。
   虹の谷は、柔らかな幻想的な紫の秋のもやに、包まれている。
  かえで林は、燃えている繁みのように見え、
  裏庭のはまなすの生垣は、えも言われぬ色合いだった。”

                                        【「アンの娘リラ」 第9章】

   上の描写は勿論、『アンの世界』 の10月ですが、
  こちらの世界も少しずつ、少しずつ・・紅葉しているような気がします。
  つい先日などは、ほとんど何も感じなかったのですが・・。

   桜の葉っぱや、メープルリーフ等など・・。
  まだまだ緑が勝っていますが、近くの山も、所々、
  赤くなっているのが、肉眼でも見えるようになって来ました。



   そして又々、稲架(ほさ)を・・。
  何だか、こんな光景に出会うと、
  訳もなく嬉しくて。

   でも、こうして、この一画だけ
  眺めると、どんなに山深い里? と
  言った、風情ですね。

   それが、そうでない所が、
  俄かに私の冒険心を
  くすぐるのかも知れません。

   道をたった一つ隔てただけで、
  全く違う、異次元にも思える世界。
  タイムスリップしたように、そこには昭和の世界が広がっているのですから・・。



    ところで、このちょっぴり蓮華に似た
   小さな花は、何でしょう・・? 

    それが、一面にビッシリ・・。
   この近くの田圃(たんぼ)の休耕田には、
   秋桜や、こうした花々が植えられています。

    都会の中の、
   コンクリートに囲まれた田圃や畑・・。

    拝見する限り、良く手入れされており、
   ほっと胸を撫で下ろしている私がいます。