【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

琥珀色の季節

2008-10-09 16:16:17 | 四季のスケッチ


   今朝は、こんな空で明けました。
  刻々と変わる朝の空は、
  見ていて飽きません。

   午前10時頃には、
  鰯雲(いわしぐも)。

   その後、刷毛(はけ)で
  ス~ッと描いたような、
  雲になったかと思いますと・・。

   午後には、ポカン、ポカンと、
  気持ち良さそうに、
  ぽっかり浮いていて・・。

   こちらは、今日も秋晴れです。と言っても、気温は高め。
  外で活動するには、昨日同様、少々、汗ばむ陽気かも知れません。

   それにしても、辺りが少しずつ、少しずつ・・色付いて来ましたね。
  その上今は、どこに出掛けても金木犀の香りで一杯!!

   “いい香り・・” と思えば、その家の庭には必ず、小さな金十字の金木犀の花が・・。
  こんなにも、この花木は人々に愛されているのかと思う瞬間です。

   そう言えば、東京オリンピックは、
  10月10日だったのですものね。

   抜けるような青空と、
  金木犀の香り・・。

   日本が一番、いい季節だったの
  だと、今更ながら思います。

   まさに、日本人ならではの、
  “もてなしの心” なのでしょうね。

   “蜂蜜色の秋の日差しが、
  エイブル・ブレア爺さんの戸口の周りの、真紅や琥珀色のかえでに、
  さんさんと注がれていた。・・・”
               【「アンの友達] 3.】

   ついこの間まで、青々としていた稲も、いつの間にか、黄金色に色付いて来ました。
  真紅や琥珀色の楓こそ、まだですが、もうそろそろ稲刈りも行なわれ・・。

   去年も、記した記憶があるのですが、今年も、こんな 【稲架】 (ほさ)を見つけました。
  冒頭の写真もそうですが、稲架の写真も、何だか懐かしい光景ですね。

   新聞にも載っていたのですが、幕末以来、日本を訪れた外国人が、
  美しく手入れされている、日本の国土のさまに、心底驚いていたそうです。

   それは、自然の景観も然(さ)る事ながら、良く耕された田畑であり、
  手入れされた森だったそうです。~(土屋喬雄他訳 「ペルリ提督日本遠征記」 より)

   しかしながら、写真のような光景を見るにつけ、まだまだ伝統は息づいている事が、
  感じられ、なぜか嬉しいのです。
  何と言っても、汚染米が転売される世の中になってしまったのですから・・。

   でも日本人は、元来、勤勉な国民であり、その勤勉さが、
  もたらしたこその“美” なのだとか。
  当然、そこには労働と規律が、不可欠とあります。

   本当に、その通りですね。投げ捨てられたゴミを見る度、そのように思います。
  本来の、日本人気質を取り戻したいものです。