【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

蜂蜜色の風 Ⅱ

2008-11-02 17:17:17 | 路傍の花~道草


   穏やかな空で明けました。
  この空、
  ちょっと暗めの真珠色? ですね。

   でも、振り返れば、青空なのです。
  でも淡~い青。

   もう11月ですので、“小春日和” と
  いう、言葉が使えますね。
  そんな朝でした。

   その日和の空の下(もと)、
  今日も出掛けて来ました。

   そして・・。帰り途は、もう恒例? になってしまった、道草。
  通り慣れた道は、勿論の事、一本筋を変えると・・。
  そこには、秋色の気配が、そこはかとなく漂うようになって来ました
 
   “港の向こうの方からは、11月 の丘の奏でる音楽が聞こえて
  来たが、公園の木々は穏やかに静まっていた。
   私達は街道から小さな脇道に入り、
  良い匂いのする小山の常緑樹の間をぶらぶら歩いて行った。
   樅や松はいつも親しみを感じさせるが、
  楓やポプラのように、秘密は打ち明けない。
  その神秘を表わす事も ――
  長い間守って来た伝説を洩らす事もしない ――
  それだから無論、他の木々よりも興味がある。・・・・・”

                                   【「エミリーはのぼる」 第16章】

 
             

   樅や松、(ここでは落葉松)
  ポプラの木は、あまり見かけませんが
  公孫樹(いちょう)の木は、多いです。

   それも樹齢年月が、
  100年を越えた、相当のものも。

   リラ版 「恋人の小径」 の公孫樹は、
  既に黄色く、色付いたのもありますが、
  古木の方は、まだまだ・・。 

   こんな風に、木を仰ぎながら、
  そこを渡る風の囁きに耳を傾けながら
  歩くのも・・又、楽し、ですね。
  さながら私も、アンや、エミリー同様、“樹木の崇拝者” になった気分です。

    それにしても、見上げたかと
   思えば・・見下ろしたり・・。

    はたまた・・立ち止まって写真を
   撮ったり・・と。忙しいけれど・・
   何とも心弾む、ひと時です。
 
    そうそう、エミリーが、“金色の蝋燭”
   と言った、ロンバディー杉も、
   まだまだ緑が、勝っています。

    この杉も、まるで天空まで届こうかと
   言うような、スクッと立った、
   大きな大きな木・・。

    オレンジ色に染まる日が今から
   待ち遠しくてなりません。