

こんな空で明けました。
もう日は随分、
高くなっています。
雲間から太陽は、
顔を覗かせていますが、
いかにも11月らしい重い空です。
日本の秋は、『アンの
世界』 のように、全く色彩の
ない世界ではありませんが、
少なくとも11月の空は、本来、
こんな空だったような・・? 気がしてなりません。
雲一つない快晴の空は、本当に嬉しいのですが、ここ何年か11月らしくない、
天気が続いていましたので、ずっと・・微かな違和感を抱いていました。
だからと言って、それが解消された訳ではありませんが、ひとまず・・
今だけは・・ほっと胸を撫で下ろしている私がいます。
でも、見るからに薄ら寒い、こんなお天気で、ほっと・・なんて、変ですね。

曲がり角にやって来ました。
最近、時間が許す限り、
廻り道をして、見知らぬ街を
探検? している気分に
なっています。
以前は、駅から我家まで
の最短距離を、ひたすら
帰る事しか、頭になかった
私です。こんな風になるなんて、
考えた事もありません。
街の佇(たたず)まいもそうですが、道端のお花にも、季節毎のお馴染みさんが、
出来たりして。こんな事も、心楽しい出来事です。
「おや、もうそんな時間になりましたか。」
「愉快に過ごしていると、何て時間の経つのが早いんでしょう!
さあ、家へ帰らなくては。」 【「アンの夢の家」 第8章】

経つのが早く感じられますね。
ミス・コーネリア嬢の言葉を
待つまでもなく、秋の日は、
アッと言う間の日暮れです。
ぼやぼやなどしていられません。
さあ、私も家路を急がなくては!
← こちらの我街の古木の公孫樹
(いちょう)、まだまだ緑です。
“黄昏時に部屋に帰って、薄れ行く光の中へ座った。
風は日没に変わって、夕方は寒かった。・・・・・”
【「エミリーの求めるもの」 第21章5.】
こんな日こそ、オレンジの灯りが恋しくなりますね。ランプ・・? 蝋燭・・?
今日は、何の灯りを灯しましょうか・・。

この記事(1回目)を UP したと思った途端に、俄かに辺りが赤く染まりました。
思わず、カメラを持って二階に・・。こんな空が待っていました。