
今日は、朝から雨となりました。
起床時には思った程、寒くはありませんでしたが、冷たい雨に変わりありません。
しとしとと降る雨・・。
でも、屋根を打つ雨音も、自然の奏でる音楽と思えば、何だか心楽しくなりますね。
その雨は、午後には上がりましたが、相変わらず重苦しい空です。
そして、昨日の天気予報通り、今日は肌寒い一日となりました。
しかも昨日は、11月とは思えない暖かさでしたから、余計に身に沁みますね。
何と気温差は・・10℃も、あったようです。
それでも、『アンの世界』 の11月に比べれば、雲泥の差ですね。
“その年の 11月 は、東風と霧の、陰気な月であった。
時には砂州の向こうの灰色の海をよぎったり、
又は漂って来る冷たい霧の外、何もない日もあった。
身を震わせているポプラは、最後の葉を散らしてしまった。
庭は枯れ、色や個性は一切なくなっていたが、
アスパラガスの床だけは、
今なお美しい金のジャングルのようだった。”
【「炉辺荘のアン」 第29章】


やはり・・オレンジの灯りが、
恋しくなりますね。
偶には日本人らしく、
緑茶で一服・・と言うのも、
いいかも知れません。
久し振りに、茶色ではない色の
お茶も頂きたくなりました。
今日も大好きな萩焼の器で。
何とも言えない、柔らかい肌色の
色合いが、たまりません。
その肌色の器と蝋燭のオレンジの二つの色が、
微妙に融け合って、優しい空間を醸(かも)し出してくれるようです。

前回も登場したのですが、
何やら箱の中から一枚の紙が・・。
どうやら、“皇太子殿下御買い上げ
品” だったようです。となりますと・・。
単なる、プラスチック物ではなく、
べっ甲だと・・。
何分にも、かなり古い物で、
実家から持って来た物ですから、
全く分かりません。
そうそう、古い物ですから、皇太子殿下とありますが、
勿論、現在の天皇陛下の事でしょうね。

かなり重複してしまうのですが、
こちらも大好きな硝子です。
土物には郷愁を誘い、
包み込むような温もりと癒しがありますね。
同時に、キラキラと光に反射する硝子を
見ていますと、あまりにも美しくて・・
心が、パッと明るくなるのです。
上手く言えませんが、こちらは立ち向かって
行くバネのような力? を、頂けるような・・。
兎にも角にも、至福のひと時です。