昨日の空とは一転して、
こんな雲一つない空で明けました。
折しも季節は、晩秋。
この季節からは、そこはかとなく哀愁、
哀惜・・が、感じられますのに、
こんな明るい空になりました。
おまけに暖かい。
日溜まりは、まるで春のようです。
ただ、目の前の里山の色とりどりの
紅葉が・・今の季節が、少なく共、
春ではない事を教えてくれています。
“ある 11月 の美しい日に・・・・・一日中柔らかい青い空と、
遠くの森の微かな葡萄の実のように見える花と、山々の太陽で、
訳もなく不思議な楽しさで一杯だった。・・・・・”
【「エミリーの求めるもの」第21章3】
さて、今日も道草です。
昨日は、曇り空でしたし、悲惨な映画を観た後
でしたので、寄り道など、する気にもなりません。
ただ家路に向って一目散。
でも、今日は違います。
午後こそ、雲がかかって来ましたが、
午前中は抜けるような青空。となりますと・・。
又々、自然に私の足は、
リラ版 「恋人の小径」へと向いてしまうのです。
さすがに黄色の絨毯とまでは行きませんが、
公孫樹の葉っぱが風に舞ってヒラヒラ・・。
それに先日は、例の真っ直ぐな国の木、
「ロンバルディ」 の写真を撮る事を忘れましたし。
ロンバルディの木? は、本当に、天に届かんばかり、上に上に向かって伸びています。
それは、まるで巨大な、クリスマスツリーのよう。
イルミネーションで飾ったら、さぞかし綺麗でしょうね。そして、この小径を抜けると・・。
これも、いつもの梨園に。梨の葉っぱも紅葉しています。
スコーンと晴れた空に、ワイン色の葉っぱが殊の外、映えています。