【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

秋の二重奏

2008-11-15 15:35:15 | 香る庭の花綴り


   起床時は、
  今にも降りそうな重い空。

   時間の経過と共に、
  雲は切れ、そのうち太陽も・・。

   相変わらず、気温は高めです。
  昨夜のお月様は、
  雲間から出たり入ったり・・。

   真東の空でしたから、まだそんなに
  遅い時間ではなかったと思うのですが・・。

   その幻想的な美しさに、
  思わず声を上げてしまった程です。

   何もない空に浮かぶ、お月様もいいけれど、
  こんなお月様も、雰囲気があって、なかなかのものですね。

   “穏やかな、風のない、真珠のような灰色がかった日だった事を、
  アンは覚えていた。
   周りは侘しい茶色と紫の 11月 の景色で、雲の裂け目から
  太陽が射し出ている所は、高台や坂が、そちこちに日光の
  つぎを当てていた。・・・”
              【「炉辺荘のアン」 第35章】

   ↑ 上の描写は、今日の天気にも似た、『アンの世界』 です。
  尤も、『アンの世界』 のように、侘(わび)しい茶色と紫の景色ではなく、
  未だ夏の花も咲く、夏と秋の二重奏? ですが・・。



   さて、前述のように、我家の庭は、
  季節感のない事、
  この上もありません。

   赤色に続いて、
  黄色のハイビスカスも開花です。
  しかも、今日で2日目の姿・・。

   夏の間は、朝開いて、夕方には
  閉じる一日花でしたが、さすがこの
  季節になると、3日は持ちます。

   そう言えば、道端に咲く白粉花も、
  (本来は夕方咲く花)今は一日中、
  咲いていますものね。

   そうそう、私と来ましたら・・
  迂闊(うかつ)でした。それは、薔薇。

   紅葉(もみじ)と山茶花(さざんか)
  の間に、天上高く、そびえていました。

   薔薇の一挙手一投足には、かなり気を留めていた筈でしたのに・・。
  そう、上が、ありましたね。それに紅葉(もみじ)の赤と薔薇の赤が一緒になって・・。
  一種の保護色となって、目立たないという事もありました。

   地面近くの・・植物の陰に、ひっそりと咲く、小さな花には随分、
  気を付けるようになったと、自負していたのですが、上を忘れるようでは・・。