

意外に暖かい雨でした。
今朝も冷え込みは、ありません。
雨は上がりましたが、ご覧のように、
いつ降り出しても、おかしくない空です。
そんな事もあり、いつもの
「室内と戸外の優劣」 は、
一度は室内に傾きかけました。
それでも、折角頂いた券を無駄に
したくない事もあって、(今日まで有効)
渋々ながら? 戸外に・・。
でも、真珠色の空ながら、時折、太陽も顔を覗かせる天気になりました。
雨が降らなくて良かったです。

「ブラインドネス」 を観て来ました。
実は、この映画・・あまり後味の
良いものでは、ありませんでした。
タイトルなどから、ある程度覚悟
していましたが、それにしても・・。
ある日突然何らかの菌によって、
黒い闇ではなく、
白い闇がかかり、盲目に。
それは、人から人への感染によるものでした。
不安と恐怖。そしてパニックに・・。
始まりは、一人の日本人男性(伊勢谷友介)。
折しも今丁度、私達も迫り来る “新型肺炎” の恐怖にさらされています。
どうしても、自分の身に置き換えて観てしまうのです。
感染者は、例によって隔離される訳ですが、そこに医師(マーク・ラファロ)の
妻(ジュリアン・ムーア)だけが、なぜか感染せず、夫の身を案じ、そこに紛れ込み・・。
感染と言っても、目が見えなくなるだけで、身体は健康な男女です。
それが檻(おり)のような所に閉じ込められ、周りは銃を持った兵士に囲まれ、
自由は勿論、食糧や薬品の要求さえも、ままなりません。
その上、衛生状態も秩序も極度に悪化。
そこは、目を背けたくなるような状況です。まさに地獄絵図。
一応最後は、ハッピーエンド・・? 風に終わりましたが、
その菌の発生原因とか、なぜ医師の妻だけが感染しなかったのか・・?
そこら辺が全然解明されておらず、中途半端に終わった感がしてなりません。
主演は、映画 「ハンニバル」 のジュリアン・ムーア。
日本からも上述の伊勢谷友介と木村佳乃(写真)が、参加していました。
2人共、結構出番も多く、好演していたと思います。