

マリラは愛のこもった目でアンを眺めていたが、 こういう表情は今のように炉の火がぼんやり照らしている 小暗い時だけに見られるもので、もっと明るい所では 決してマリラは愛情を外に表さなかった。 【「赤毛のアン」 第30章】 |


その後、すぐに真珠色に。
と言っても休日の朝は普段とは
違い、少々遅い朝なのですけれど。
どうやら暫く続いたお天気も、
下り坂のようです。
そんな中、先日植えた 「ミモザ」
の葉っぱが茶色になって来ました。
少し前から気になっていたの
ですが、植えた時期が
悪かったのでしょうね。
今年の寒さは尋常では
ありませんでしたから。
(尤も届いた時の栞には、すぐ
植えるように書いてあったのですが)
それでもほぼ同時期に植えた、
「木香薔薇」 は元気に育っていますし、元々はプランターに植えていた、
「羽衣ジャスミン」 も、挿木したものが根付きましたので、
今年はその香りと共に楽しめそうです。

【今では廃刊になった 「果樹園のセレナーデ」】
さて、昨日のミス・マープルも今日のマリラも、きっとこんな部屋で・・?
と思ってしまうここが、意外に私も気に入って今日で3日目。
部屋の隅っこのこんな場所、夏ならとてもいられたものではありませんが、
今の季節には持って来い。ましてや今日のような薄暗い、灰色の日には。
それに昨日も記しましたが、屋根裏部屋の雰囲気ありますものね。となりますと・・。
さほど大きくはないけれど天窓があって、晴れた日にはそこからは時折、
星や月を臨めるのです・・~なんて、記してみたくなります。
それにしても連日、絵に描いてある暖炉の前でお茶している私ですが、
(これぞ本当の意味の “絵に描いた餅”)この暖炉、煙も煤(すす)も出ませんし・・
で、結構重宝? しています。要は、考え方一つでどうにでもなるという事ですね。
そうそう、テーブルの正面に、どかっと載っているモスグリーンの箱。
実は、アメリカ軍の弾薬箱。
数年前に沖縄に行った時、買い求めたものです。
(沖縄くんだりまで行って、こんな物買い込んで来るなんて信じられませんね)
先日、古いトランクを開けた同じ場所に、ひっそりと埃を被って置かれていました。
私自身、すっかり忘れていた代物です。中には、パッチワークの端切(はぎ)れがぎっしり。
分厚い鉄の箱ですので、布地はそっくりそのまま。
古いアイロンも取り出して来て、マリラやリンド夫人を気取ってみたり。
当分、私はこの場所から離れられそうにはありません。「今、私はここにいます」