【黄梅 「オウバイ」】
バントリー夫人は膝を着いていた。 除草には持ってこいの日だ。 丁度いい具合に土が乾いている。 だが、除草鍬 |
こちらはぼんやりとした
日の出を迎えました。
ちょっと朧(おぼろ)月のような・・。
おまけにその空はオレンジに
染まっているものですから
一見、夕空にも思えたものです。
尤も、起きたばかりですのに、
もう夕方なんて困りますけれど。
それにしても、
やけに寒い朝となりました。
如露(じょろ)の水が凍ったのも久し振りです。
【ヒマラヤ雪の下(ヒマラヤユキノシタ)】
さて、やっとその小さな花を開いた、「ヒマラヤ雪の下」。
昨年は、前年の12月に開花したのですから、今年の寒さが思いやられます。
同時に、まだまだ丈の低い雑草が早くもあちこちに顔を出して・・。
今のうちに取れるだけ取って置こうと私も膝を着いたものです。
今ならまだ、バントリー夫人 のように格闘しなくても良さそうですから。
そして 「黄梅」。
既に先日、紹介済みですが、あの頃より満開に近いものとなっています。
ただこの黄梅、本来の梅(薔薇科)とは違い、「木犀科」 なのだそうですね。
木犀科と言えば所謂(いわゆる)、ジャスミンの仲間。【ソケイ(ジャスミン)属】
それなのに全く香りがありません。
そうそう、ジャスミンと言えば、チュニジアの 「ジャスミン革命」。
どうしても、ジャスミンは中国を連想してしまいますが、
チュニジアの代表的な花なのだそうですね。
尤も世界中に200種近くもあると言いますから当然の事かも知れません。
「ジャスミン ね」と言いながら彼女は、 把手 「ホテルの売店で買ったものですから、 大した事ありません」 李杏は、自然で上品な仕草で蓋の雫 ゆっくり啜 いい響きだ、と彬彦は溜息をついて思う。 【辻原登作 「ジャスミン」 より】 |
ジャスミンは、優雅な響きで血を流す革命などとは、
そぐわない気がしないでもないのですが、
その昔には 「薔薇戦争」 というのもありましたものね。
今日も、「ジャスミン」 からとんでもない方向に話が飛んでしまいました。
切に、ご容赦のほどを。