「あなたには今夜は 珈琲 はなしよ、エルスペス」 と彼女は言った。 「あなたはもう相当興奮しているし―― まあ無理もないけど―― それにきっと寝つかれないでしょうからね。 だから私、カウスリップ酒 と、 後で カモマイル茶 を1杯淹れてあげるわ」 アガサ・クリスティー作 「パディントン発4時50分」 より |
雨の週明けとなりました。
暖かい雨。
その雨も午前9時頃には
上がったでしょうか・・。
薄暗かった空も次第に明るく
なって来ました。
その後の天気の回復は
至って早く、太陽も。
昨日の夜もそうでしたが、
今日も何度もストーブを
消しています。
だんだんその間隔が長くなって
来て、一気に春・・
(は、ちょっと無理にしても)
まだまだ紆余曲折が
あるのでしょうね。
さて、やっとアガサ・クリスティー作
『鏡にひび割れて』 を読んだばかりと言いますのに、
又々、同作 『パティントン発4時50分』 を取り出しました。
この時代、旅行と言えばトランクですね。
事実、この小説に登場するマクギリカディ夫人は、
トランクを沢山抱えてこの列車に乗り込みます。
そこで彼女は、ある殺人事件を・・
おっと・・今日は、
カテゴリー違いですね。詳細は次回に。
そんなこんなで。
今日のカフェテーブルは、
トランクを3個重ねたもの。
そして 『カフェ「薔薇の詩(ポエム)』
の開店と致しましょう。
トランクもそうですが、ランプも
小説に合わせて、オリエント急行
(模造品)のものを。
アラッ!? 今日も私は、「想像の余地」 に遊んでいます。
そうそう、カップは春らしく花柄で。
一瞬、薔薇かと思ったのですが、葉っぱが違いますね。英国製。
ところで今日のタイトルでもある、車窓と言いますと・・
旅情を感じ、浪漫を感じますね。
そして当時は、帽子にドレス・・上の絵のような、最大級のお洒落をし、
トランクを持つポーターを従えて列車に乗り込んだ事でしょう。
(尤も、この車窓からはとんでもない事件を目撃するのですが)
先程から良い香り・・。
何かと思いましたら・・季節を先取りした桜のアロマキャンドルの残り香からのもの。
「美味しいお茶が入りましたよ~」