

あたし、継ぎ物 って好きじゃないわ」 アンは憂鬱そうに言いながら、仕事籠を探し出し、 赤や白の菱形の布をうず高く積んだ前に、 ほっと溜息をついて座った。 「物によっては縫物も面白いかも知れないけど、 継ぎ物にはちっとも 想像の余地 がないわ。 継ぎ目から、又継ぎ目へと、 いつまで行ってもきりがないんですもの」 【「赤毛のアン」 第13章】 |


空が示しますように、
今朝も寒い朝を迎えました。
ただ如露の水は凍って
いませんでしたので、昨日よりは
暖かかったのでしょうね。
おまけに日射しもたっぷり
ありますので、
日中は暖かく感じられます。
そんな中、結構やきもきしていた
「匂い菫(ニオイスミレ)」 の花芽を発見。
でも、それは菫の代名詞ともなっているすみれ色ではなく、白色の方。
瞬間、心の中に湧いた微かな失望。勿論、慌てて打ち消しましたけれど。
白色だけでも残っている事に感謝しなければなりませんね。
ただ小さなものですが、その近くに飛んでいる、それがあります。
今はそれが、すみれ色の菫だと願ってやみません。

さて継ぎ物(パッチワーク)って、
ちっとも好きではないと言っている アン ですが、私はどうなのでしょう。
何分にも飽きっぽくて惚れやすい私の事。
ほんの一時期、本などを見て、サ~ッと通り過ぎただけですが、
同じ単純作業でもレース編みとは違う気がします。
レース編みは何よりレース糸と針だけで、
どこでもすぐ始められる手軽さがいいですね。
その上、1本の細い糸が織り成す模様のハーモニーの美しさは感嘆ものです。
又、レース針の単純な動きは、それを見つめているだけで、
苛立った時など気持ちを落ち着けてくれる効果もあるような気がします。
一方、継ぎ物は布、型紙等かさばり、散らかります。
リンド夫人 もそうですが、ついついしまい込んでしまうようです。
「屋根裏部屋のトランクの中で虫に喰わせて置くくらいなら、
使った方がいいからね」 【「アンの愛情」 第16章】
上の写真の物も、暫くソファーに掛けたりして使っていたのですが、
かなり大きな物ですので、そのうちしまい込み、すっかり忘れ・・。
それぞれ一長一短がありますが、私も継ぎ物はアンと同じ気持ちでしょうか・・。