「笑い がこの世界からなくなってしまったわ」 と、フェイス・メレディスが嘆いた。(中略) 「苦悶の叫びに満ちた世界ですよ」 と、ガートルード・オリバーが言った。 「少しは 笑い も必要ですよ。 心からの 笑い は時には お祈り に劣らず良いものですからね ―― ほんのたまにしかないけれど」 と、プライス夫人は小声で付け加えた。 【「アンの娘リラ」 第12章】 |
起床時は、こんな
晴れ渡った空で明けました。
その後、パ~ッと太陽、
ほどなく翳(かげ)り・・。
そんな事を繰り返しながら
いつの間にか曇り空に。
今は、ごく弱い雨が
降り出したようです。
気温は引き続き
暖かくなっています。
ところで今朝、何気なく付けたテレビ。勿論、画面は東北大震災です。
「俺は戦争、行った事ないけれど、戦争だよ、これは・・」
どうやら元の場所に会社を探しに来たらしい2人連れの男性。
漸(ようや)く探し当てたものの、がれきの山と化したその姿に呆然とし、
思わず出た呟き。
一方、チュニジアを発端として震災前から相次いで起こった民主化の嵐。
とうとう、リビアでは戦争状態に入ったとか。
まるで戦争のような爪痕を残す自然災害に襲われた日本。
翻(ひるがえ)って、リビアのように自ら起こす戦争。世の不条理を感じます。
上の 『アンの世界』 の記述も例に洩れず、戦時中のもの。(第1次大戦)
特に今回の場合は、原発の事故も重なり、
福島などの役所ごとの避難という現実は、疎開そのものですものね。
こんな時、ついつい笑顔が消えている事に気付きます。
小さな胸から? すぐに溢れてしまう嘆きも・・
勿論喜びも、じっと見つめ、その度に心の姿を映し出してくれる鏡。
鏡も又、心を落ちつけてくれるものです。
そうそう、停電や電力節減の折から
蝋燭を使う事が多くなっているようです。
先日も火事のニュースがありましたが、
安定の良い蝋燭立、出来れば火屋(ほや)を用いましょう。
火事を起こしてしまっては元も子もありませんものね。