【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

当たり前の奇蹟

2011-03-23 19:01:31 | リラのお気楽ユメ日記





 「(原発事故が治まる事を) 『信ぜよ!』 です」
 と、スーザンは叫んだ。
 「いいえ、オリバーさん、
 私は信じちゃいません ―― 知っているのです。
 そんな事を私は案じているんじゃありません。
 私が案じるのはその苦労と犠牲ですよ。
 ですが、玉子を割らなければ
 オムレツは作れませんからね。
 私らも神様を信じ、気を大きく持つんですよ」
                   【「アンの娘リラ」 第11章】 


   昨日よりは少々寒かったものの、
  今朝は太陽と共に迎えました。

   何もない空ではなく、
  ポカン、ポカンと浮かぶ雲。

   そう言えば昨夜、
  休む前に見た空には、
  まるで日本地図のような雲が
  浮かんでいましたっけ。

   そして庭には、
  あっちこっちにラッパ水仙が・・。
  去年以上に咲き乱れています。

   これも先日の 「匂い菫」 同様、
  祈りの姿で。

   その菫は、一頃に比べれば、
  大層増えました。

   この菫、白い花芽を付け、
  その後、すみれ色になるのですね。
  初めて気付きました。





   ところで、上記の記述は、『アンの世界』 の非常時のもの。
  冒頭の記述も、本来は “戦争に勝てる事を” となっています。

   非常事態には、今回のように自然災害もあれば、戦争もあります。
  一旦、事が起これば人々の暮らしは、ガラッと変わりますものね。

   いつの世もこれと似たような事は、世界のあちこちで起こっていますが、
  日本も地震の活動期に入ったと言われています。

   ごく当たり前に行われる日常生活も、
  どんなに貴重なものかという事に改めて気付かされます。
  だからこそ、1日、1日を大切に生きて行かなければならないのですが・・。

   今回は地震だけでなく、津波や原発事故も加わりました。
  原発事故は放射能汚染が気になります。それは健康被害も。

   だからと言って、スーザンではありませんが、
  私達は、その電気を使って生活して行かなければなりません。
  少々、頼り過ぎて来た、きらいはありますけれど。

   そうそう、事故が起きた福島原発とは違い、
  同様の被害を受けた女川原発は大丈夫だったようですね。
  その施設の一部は住民たちの避難場所にも提供されたとか。

   1人の住民の言葉が印象的でした。
  「人は原発から遠くに逃げるけれど、
  原発に向かって避難するのは、全国でうちだけですよ」
  福島原発の事故が1日も早く治まりますように。