【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

映画 「トスカーナの贋作」

2011-06-03 18:13:58 | 映画の香り


   今日は梅雨の中休みとなりました。
  真珠色の空ながら時折、太陽も。
  
   昨日までは、どちらかと言えば
  肌寒い位でしたが、今日はそんな事は
  ありません。湿度も少々、高め。

   そんな中、本当に久し振り
  映画に行って来ました。
  
   フランス、イタリア合作映画
  「トスカーナの贋作」 です。
  トスカーナと言えば・・。
  
   空に向かって真っ直ぐ伸びる糸杉、
  花の咲き乱れる美しい田園。
  
   大きな向日葵。
  抜けるような青空とキラキラ輝く海。
  
   ~こんな光景が浮かびますね。
  実は、この映画、その 「トスカーナ」
  そのものに惹かれて観に行ったと言っても過言ではありません。

   美しい風景を背景にしたラブストーリー・・。
  私の事ですから、勝手に想像を膨らませて。
   
   物語は、イタリア、南トスカーナ地方の小さな村で(「本物と贋作」について)
  講演を終えたばかりのイギリスの作家(ウィリアム・シメル)が、
  ギャラリーを経営しているフランス人女性(ジュリエット・ビノシュ)と
  出会う事から始まります。

   余談ですが、ジェームズ役のウィリアム・シメルは、
  イギリスのオペラ界を代表するバリトン歌手なんだそうですね。

   ジェームズの、「9時までに戻るなら」 という条件付きで、
  2人は車で出掛けます。芸術論を闘わす2人。

   立ち寄ったカフェで夫婦と間違われたことをきっかけに、
  2人は、まるでゲームのように、長年連れ添った夫婦を演じ始めるのです。

   初めは順調に進んで行きますが、当然の事ながら微妙なずれが・・。
  ある時は言い争いつつ、又ある時は仲良く・・。
  
   ただ、そんな状態が淡々と続くばかりで退屈も。
  私としては、「トスカーナ」 にすっかり騙された心境です。
  
   ちょっと・・いいえ、大いに期待外れです。
  せめて美しい景色を・・と思いましたが、あまり登場しません。



   そうそう、↑ こんな街を2人は散策するのですが、
  家の前に椅子を出して座っている人々が、こぞってレース編み等、
  編物をしているのです。さすが、レース発祥の地、イタリアだけの事はありますね。