今日は梅雨の中休みとなりました。
真珠色の空ながら時折、太陽も。
昨日までは、どちらかと言えば
肌寒い位でしたが、今日はそんな事は
ありません。湿度も少々、高め。
そんな中、本当に久し振り
映画に行って来ました。
フランス、イタリア合作映画
「トスカーナの贋作」 です。
トスカーナと言えば・・。
空に向かって真っ直ぐ伸びる糸杉、
花の咲き乱れる美しい田園。
大きな向日葵。
抜けるような青空とキラキラ輝く海。
~こんな光景が浮かびますね。
実は、この映画、その 「トスカーナ」
そのものに惹かれて観に行ったと言っても過言ではありません。
美しい風景を背景にしたラブストーリー・・。
私の事ですから、勝手に想像を膨らませて。
物語は、イタリア、南トスカーナ地方の小さな村で(「本物と贋作」について)
講演を終えたばかりのイギリスの作家(ウィリアム・シメル)が、
ギャラリーを経営しているフランス人女性(ジュリエット・ビノシュ)と
出会う事から始まります。
余談ですが、ジェームズ役のウィリアム・シメルは、
イギリスのオペラ界を代表するバリトン歌手なんだそうですね。
ジェームズの、「9時までに戻るなら」 という条件付きで、
2人は車で出掛けます。芸術論を闘わす2人。
立ち寄ったカフェで夫婦と間違われたことをきっかけに、
2人は、まるでゲームのように、長年連れ添った夫婦を演じ始めるのです。
初めは順調に進んで行きますが、当然の事ながら微妙なずれが・・。
ある時は言い争いつつ、又ある時は仲良く・・。
ただ、そんな状態が淡々と続くばかりで退屈も。
私としては、「トスカーナ」 にすっかり騙された心境です。
ちょっと・・いいえ、大いに期待外れです。
せめて美しい景色を・・と思いましたが、あまり登場しません。
そうそう、↑ こんな街を2人は散策するのですが、
家の前に椅子を出して座っている人々が、こぞってレース編み等、
編物をしているのです。さすが、レース発祥の地、イタリアだけの事はありますね。