【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

一筆の風雅~その3

2011-06-16 17:45:28 | リラのお気楽ユメ日記



「ヴェラの婚約者がからすの羽根を拾って
ペン を作り、ヴェラに贈ったんです。
その婚約者はヴェラに、
『このペンを使う度に、
かつてこの羽根を身に付けていた鳥のように、
あなたの心を空高く舞い上がらせて下さい』
とこう言ったんです。本当に素晴らしいでしょう?」
                【「アンの幸福」 第2年目10.】


   起床時こそ雨は降っていませんでしたが、
  午前8時頃からごく弱い雨が降り出しました。

   気温も昨日同様に低く、(天気予報では)冷えたと思った昨日より、
  更に2、3度低いとの事でしたから、厚手のブラウスを着込みましたが、
  さすがに動くと少々、暑いかも知れません。





   さて、“一筆の風雅” と題した硝子ペン利用3回目。
  インクを付けながらの文字書きは、どうしても襟を正さなければ
  ならないような気がして、普段使い出来ません。

   尤も、いい意味での緊張感、
  たまには、こんな時間(とき)も必要ですけれど。
  背筋もピンと伸ばして・・。ともすれば、清書用に向いていますね。

   折角ですので、大好きな詩を清書する事に。(ハイネ 「詩人の恋」 より)
  そうそう一昨日の A・クリスティーの引用文にもあった、“会話”。
  
   『アンの世界』 でも、普段の何気ない会話ですら、
  詩人の話題が多い事に、少なからず驚かされます。
  普段の会話が詩人の話題なんて、何と高尚なのでしょう。例えば、こんな風に。

   ミルトンの詩集 はいかがですの?」
  「ミルトンの詩集だって? ・・・ ああ、あの事か!
  あれはミルトンの詩集じゃありませんよ。
  テニソン ですよ。
  私はミルトンを尊敬していますが、
  アルフレッド・テニソンには我慢がならないのですね。
  あんまり甘ったるくて胸がむかつきますよ」

                           【「アンの幸福」 第3年目8.】

   この硝子ペン、大分指に馴染んでくれましたが、
  まだアルファベットの濃淡を出す事が出来ません。万年筆は難なく出来るのですが・・。