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「あら、スーザン、普通の日なんてものはないわよ。 どの日もどの日も他の日にはないものを 持っているんですもの。そう思った事はなくて?」 「その通りなんですよ、奥さん。 この前の金曜日でさえそうでしたものね、 1日中雨が降って鬱陶しい日でしたがね、 3年間も花を付けなかった私の大きな ピンクの ゼラニウム がとうとう蕾を見せたんですよ。 【「炉辺荘のアン」 第2章】 |
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相変わらずの暑さが続きます。
ただ今日は、昨日より1度低い朝を迎えました。(日中は2度)
その上、湿気を含んでいるとは言え、風があります。今日は南風。
南風は エミリー によれば、 「小さな灰色の妖精」 でしたね。
一昨日、家の中に吊り下げた風鈴が、
チリン、チリン・・と涼しそうな音色を響かせています。
たったこれだけの事ですが、体感温度はかなり違うようです。
一方、庭に目を遣ると白い蝶で一杯!
折からの風に右に左に、大きく揺らしているその姿は、
(何度も言うようですが) まさに蝶そのものです。
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【美しいお顔を傷付けないで・・】
さて、本当に久し振りに咲いた、ピンクのゼラニウムならぬ、薔薇。
長い事、紫陽花と小手毬の間にひっそりと存在しているものです。
思い出したように・・ごくたまに咲く薔薇。
他の植物は、どんどん大きくなるのに大きくもならず、さりとて小さくもならず・・。
悠然と構えていた・・と言った方が良いかも知れませんね。
初めは、「気難し屋の薔薇」 かとも。
でも微笑んだその顔は、「気難し屋」 なんかではありません。
ちょっとだけ恥ずかしがり屋さんだっただけですね。