【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

魅惑の扉の向こう側

2011-06-09 15:37:55 | 香る庭の花綴り





「ずっと向こうの方には 薔薇 もあるんだよ ――
花の咲くのに合わせた古い歌に似合う
古風な薔薇 なんだ。(中略)
その柔らかな、雲のような君の
髪の毛に挿すのに恥ずかしくない 紅い薔薇 だ。
              【「エミリーの求めるもの」 第9章】


   今日の空は又々、日光を出し惜しみしています。
  こんな空は、今の季節が梅雨だという事を否応もなく教えてくれます。
  おまけにムシムシして、不快指数上昇中です。

   そんな中、パ~ッと心を明るくするのは庭の薔薇。
  真っ赤な薔薇に向かって、「こちらは、“公爵夫人の薔薇” ね~」
  ~なんて調子に乗っていましたら・・。

   その薔薇の葉っぱに、身の毛もよだつような大きな毛虫を発見。
  小さなものでしたら割り箸で挟んで・・といった処ですが、
  怖くて私の手には負えません。

   殺虫スプレーを取りに戻っている間に、いなくなってしまいました。
  あんな毛虫に刺されたら・・と思うだけでゾッとします。

   それでもそんな虫達に耐えて何事もなかったように、
  こぼれるように美しい笑顔の薔薇。
  “だから薔薇にも棘があるのだわ・・” と、妙に納得してみたり。

   こんな時、タイトルこそ今の季節には合いませんが、
  星野富弘のこんな詩を思い出しました。
  古今東西、様々なドラマがある薔薇ならではのものですね。