ジェーンは地上で最も美しいものを ―― プリンス・エドワード島の 6月 の朝を ――(中略) アイリーン伯母さんの家と隣家の境目にある ライラック の生垣から良い匂いが 波のようにジェーンの顔を打った。 芝生の隅に立っている ポプラ は 青々とした笑いで震えていた。 林檎 の木は親しげに腕を差し伸べていた。 白い鷗が舞い上がったり、 さっと舞い下りたりしている港の向こうに、 雛菊 が点々と咲く原が遠くに見えた。 雨上がりの空気は湿り、快かった。 【「丘の家のジェーン」 11.】 |
こちらは今日も青空が広がっています。
お天気が良いのは嬉しいのですが、
太陽が覗けば暑い!!
おまけに高い湿度。
不快さは、この上もありません。
ただ幸いな事に湿っているとは言え、
今日も風があります。
それだけでも有り難いですね。
それにつけても羨ましいのは
『アンの世界』 の6月。
気分だけでも 『アンの世界』 に
滞在する事に致しましょう。
今朝開いた、涼やかな
サルビアの花でも眺めながら・・。
ところで、午前0時を回って
いましたから、今日になりますね。
深夜、鶯(うぐいす)が啼いていました。
鶯って、深夜にも啼くのですね。
尤も朝の元気の良い声とは、明らかに違っていましたが・・。
ちょっと気になったものです。
さて、今年も(今日も)
やって来た、アゲハ蝶。
毎年この蝶は、最初こそ、
なかなか止まってくれません。
いいえ、写真を撮らせてくれません。
でも、そのうちに止まり、
いつの間にかすっかり寛いでいる・・
というのが常なのです。
そして、お気に入りの
チェリー・セージに止まるのも。
(こちらは 【昨年】 )
そこが、ほとんど止まって
くれない紋白蝶と違う処です。
尤も良くしたもので、
「半夏生(ハンゲショウ)」 が
代わりに舞ってくれていますが・・。