【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ロマンティックが詰まった場所

2011-06-22 15:30:35 | 私の手作り夢時間





祖母の箱を開けるのは大層面白かった。
中には美しい硝子製品や瀬戸物類が入っていた。
(中略)
箱には他の物も入っていた ―― (中略)
箱が到着してからベッドは見事な
パッチワーク・キルト
掛布団のお陰で花が咲いたようになった。
祖母がこしらえたもので、3枚あった ――
アイリッシュ・チェーン、松笠薊まつかさあざみ
それにがんの模様のものだった。
                  【「丘の家のジェーン」 18.】


   起床時には、カ~ッと太陽。“アラッ、晴れている・・”
  目まぐるしく変わる梅雨空には今更驚きませんが、
  昨日などは可愛い花を咲かせているドクダミを横目に、採りたい誘惑を我慢。

   “この次の収穫は、お天気が安定してから” と、堅く心に誓ったものですから。
  それなのに・・つい採ってしまった今朝の私。尤も、たった5束ですが・・。
  
   案の定、程なくして重い空に。ちょっぴり後悔。
  ただ幸いな事に太陽も再び覗き、(おずおずとですが)
  空は小康状態を保っています。しかしながら、蒸し暑いこと!





   さて、上記の引用文ではありませんが、
  箱や引き出しの中は、
  様々な物が詰まっている場所ですね。

   大切な物だったり、
  それにまつわる思い出だったり。

   私の場合は、手作りのレースで
  一杯の “ロマンティックな場所”。

   機械化され大量生産の時代になって
  久しい昨今ですが、1針、1針、
  心を込めて編み上げた物。

   レースの魅力を語れば、それこそ
  きりがありませんが、大量生産品には
  ない細やかな心遣いが、人々の心を
  捉えて離さないのでは・・と思います。

   この引き出しを開けて小さな
  ドイリーを手にする時・・。

   数え切れない程のレースですが、
  不思議にいつ頃編んだものか覚えているものですね。
  同時に、その当時の思い出も乗せて。ある日の窓辺を飾ります。