【ポプリ・薔薇の花びら石鹸は器を変えて】
暖かな 6月 の日光が、 清らかな白い花を一杯に付けた林檎の木々の 間を縫い、光輝く窓ガラス越しに挿し込んで、 エバン・アンドリュウス夫人の しみ一つない台所の床に、 ちらちらと揺れるモザイク模様を織り成している。 開いたままの戸口から、果樹園やクローバーの 牧場を長い間吹きめぐって かぐわしい匂いを 付けた風がそよそよと訪れ、窓際に座っていた エバン夫人とその客には、霧の立ち込めた 細長い谷の水が流れ流れて、 煌く海へと落ちて行くのが見晴らせた。 【「アンをめぐる人々」 9.】 |
遅れた雨・・どころか、梅雨前線はどこかへ。
こちらは、“朝から太陽” の清々しい晴れの天気となりました。
今年は寒かった気候のせいか、
こちらの世界も例年になく、花々が一斉に咲き乱れる状態です。
これは・・? そう、まるで 『アンの世界』 !
となれば・・。気分は上記の世界へ、ひとっ飛びです。
私のこの部屋にも、ジャスミンと薔薇の入り混じった、
かぐわしい匂いを付けた風が、そよそよと訪れています。
~なんて、モンゴメリーの文章を
ちょっと拝借しましたが、相変わらず素敵な表現ですね。
さて、今日の写真。
暑くなりますと香りも
爽やかなものが欲しくなりますね。
そんなこんなで香水を取り上げました。
夏らしい爽やかな香りと言えば、
グリーン系でしょうか・・。
TPO を選ばずに使う事が出来るので、
重宝しています。
実はディズニーランドのお土産で
頂いた香りが(オードトワレ・USA製)
結構、気に入っていたのです。
それが残り少なくなった事もあり、
昨日は香水を求めにデパートへ。
似た香りとして求めたのが、
エリザベス・アーデンの
「グリーンティー」 です。
ただ、オーデコロンなのです。
香水の本場フランスでは、
オーデコロンを使うのは、10代だけだそうですね。
でも、ここは日本。オーデコロンで十分な時だってありますものね。
それに、欧米の女性のように、幼い頃から香水に親しんでいる訳ではありません。
かの地の女性は、老いても香りを手離す事がないと言いますもの。
髪をきちんとセットし、薄化粧を施した老婦人から仄かに
(例えば)「ミツコ」 の香りが漂う・・。それが美しく年齢を重ねるという事なのだそうです。
そう言えば、きっとミス・マープルもそうなのでしょう。
話が逸れました。オーデコロンの事。
“香りの付いた水” 位に考えて気軽に使えばいいですね。
値段もお手頃ですし。たっぷり使う事が出来るのも魅力です。
そうそう、肝心の香り。似てはいますが、ディズニーのコロンの方が私は好き。
香水と言えば、友達は 「シャネル」、
それも、「ココ・シャネル」 オンリーですが、私は苦手。
メーカーによって香りに違いがある筈はないと思うのですが、
先日などは香りに酔ってしまって。(NO19)
同様の香りでも 「ニナ・リッチ」 なら大丈夫なのです。不思議です。