【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

レースの華が開いた日

2011-06-07 17:21:07 | 私の手作り夢時間





出来立ての生姜クッキーの美味しそうな匂いが
戸口から流れて来た途端に、年配の婦人が現れた。
深さが 15センチの鈎針編みのレース で縁取りした
白いエプロンにこざっぱりした服を包み、
ジェーンがこれまで見た事もないほど
赤い頬をしていた。
                   【「丘の家のジェーン」 13.】


   今日は早くも重い空になっています。降りそうで降らない空。
  それでも午後には太陽も顔を出したのですが、ほんの少しだけ。
  随分、人見知りする空になっています。

   そんな空の下(もと)、日毎に愛らしさを増した白十字の花、ドクダミが庭を席巻。
  そろそろ採らなければならないのですが、(お茶にするため)
  その採集日に頭を悩ませています。
  
   なぜ、この土日に一部でも採らなかったのかと、ちょっぴり後悔。
  去年のように沢山採っても、カビさせてしまったのでは元も子もありませんものね。

   一方、“白” と言えば、もう一つの 「半夏生(ハンゲショウ)」。
  まだまだお化粧前の “緑” ですが、こちらも楽しみです。





   さて、今日の写真。
  今、庭では薔薇が咲き乱れていますが、家の中でもレースの華(薔薇)が開花。
  
   それぞれ薔薇柄の 「カフェカーテン」、同じく 「テーブルセンター」、
  そして 「花のモチーフ」 です。

   何と言っても、レースは白が1番ですが、欠点は汚れが目立つ事。そんなこんなで・・。
  今日のレースは、それぞれ飲み干した紅茶で染めたものです。

   濃淡こそあれ、大好きなバニラ色に染まりました。
  大きなお鍋に飲み干した紅茶を入れ、1番最初に取り出したのが、カフェカーテン。
  
   写真では白く見えますが、実際には、アイボリーです。
  その後、テーブルセンター、花のモチーフと・・
  
   取り出すのが遅くなるにつれ、だんだん色が濃くなっています。
  尤も、それは汚れの頻度に比例しているのですが・・。

   白いレースの持つ、煌めきの美と清潔さこそありませんが、
  今度は優しくなって生まれ変わったような気がします。

   ところで、上記のフレーズ。
  15センチもの大きなレースで縁取りしたエプロン・・
  
   ~なんて。こんなエプロンをするのは、 
  スーザン (「アンの家」のお手伝いさん) だけではなかったのですね。

   こんなにも素敵なエプロンを日常的に使えるなんて、
  『アンの世界』 の人々は、皆さん太っ腹ですね。

   私なんて、布レースのエプロンだって勿体なくて使えません。
  その上にもう1枚、エプロンを掛けたりして。


【菜の花の向こうには青い海と赤土の海岸が・・】

   ところで、こちらの写真は 『アンの世界』 の菜の花。美しい檸檬色の絨毯。
  これと同じ景色をつい最近、【きたあかりさん】 のブログで見掛けたばかり。
  
   やはり、きたあかりさんのお住まいの場所は、
  『日本のアンの世界』 だわ・・と、その意を強くした私です。