音楽の喜び フルートとともに

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音楽であそぼう!個人レッスン

2016-11-16 23:38:29 | 音楽で遊ぼう
音楽であそぼう!
5歳のRさん。
「音が消えたら手をあげてね。」と言ってピアノのドの音をならすと、神妙な顔をして聞いた後「ど!」
「そうだね、大当り!で、音は聞こえてる?」
「うん。」
「まだ聞こえてる?」
「ど!」
「すばらしい!」

「じゃあ、今度は「ド」の音をきいて、どんな感じがするか?聞いてみましょう。じゃあ、行きますよ。」
ド〜♩
「なんか怖い感じがする。」
「へ〜。怖い感じがするのね。」
「じゃあ、今度はどんな色が見えるか、言ってね。」
ド〜♩
「え〜っとね。赤!」
「赤なのね。」
「レは青。」
「ドだけにしようとと思ってたけど、先に行こうか。」
「ヤマハのピアノ行った時に習った。」
あ〜!そうか。
私はこどもの感性の中から出て来るイメージを大切にしたかったのだけれど、Rさんは正解を出そうと思って考えていたんだね。

よくあることです。仕方ない。ではその中でイメージを広げましょう。
白い画用紙を出して、クレヨンの中からドの色を選んでもらいました。
24色のクレヨンには、赤からピンクまで洋食位ありました。その中からこれは違うこれも違うと言いながら自分のイメージ近い赤色を選んでくれました。

もう一度ドを鳴らして、好きな形でドを書いてね。と言うと、ひらがなで「ど」、カタカナでも「ド」
次はプラ板にその赤色で丸く塗ってもらい、Rさんの「ド」ができました。

これが、Rさんの「ドレミ」
この「ドレミ」を使ってこれから一緒にいっぱい遊びましょう。



クレージージングルメドレー

2015-11-26 22:20:23 | 音楽で遊ぼう

クリスマスコンサートでするために、「クレイジージングルメドレー」を作って練習中です。

クリスマスキャロルのメドレー、牧人ひつじをやきよしこの夜、モミの木などのメドレーの間に、ジングルベルのメロディーが入ります。
これに合わせて、子どもたちに体を動かしてもらいます。

ジングルベルは2拍子のアレグロ、テンポの早い縦揺れの曲です。
間に入る曲は大体3拍子のゆったりとした曲。

早くしたり、ゆっくりしたりというテンポの変化と、縦揺れの激しい曲と、ゆったりとした横揺れの曲の違いを身体で味わう作戦です。

それに、子どもたちは繰り返しが大好きです。
ゆっくりした後に、音楽が止めて、少し間をとると、「来るぞ、来るぞ、来るぞ、ほら来た!」という感じで、息を詰めて待っていて、早くなったら大喜び、大笑いします。

サロンに来るのは、3歳までの小さなこどもたちなので、お母さんの膝の上に抱かれて参加します。

あ母さんに触ってもらって、身体を優しく揺すってもらうことや、身体を使って笑うことは、子どもの脳の成長に効果があるそうです。

笑うとシナプス神経細胞が増え、成長ホルモンが分泌し・・・なんてことは、スマホで調べてもらえば、いろんなところに出てきます。
スポーツも、笑いながら走ると、真面目に走るよりも早く走れるそうですし、作業効率はあがるし、ストレスにも強くなる。などなどなど・・・。

まあ、感動することは、全ての行動のエネルギ-になるので、笑いに限ったことではないと思いますが・・・。

そういう成果を求めなくても、笑うことは、楽しい。
人を傷つけない笑い、他愛のないこと、、当たり前のこと、簡単なことで笑ったて何も悪いことはありません。それも、お母さんや、お友達、近所のおばちゃんたち、みんなで笑うのです。
楽しそうでしょ。

クリスマス、クレージーなジングルメドレーで、一緒に笑いましょう。



プログラムの組立

2015-06-05 22:47:45 | 音楽で遊ぼう

今日は久しぶりに雨が降り、寒くなりました。これは、昨日撮った檥宝珠です。
葉の形が橋の欄干の檥宝珠に似ているから、この名前がついたそうです。
昨年、前の家の庭から株分けして持ってきました。塀のそばの一日日陰でもよく育ちました。
つぼみが、たくさんついていて楽しみです。

今朝はTさんと打合せ。
ヘンデルを探しておく約束でしたが、私の書棚にはやっぱりありません。
ハイドンのコラールの間違いかと思って、一緒に演奏してみましたが、「ちがうなぁ。」って。
ネットで見つけたヘンデルのピーズかと思って。それも試してみましたが、「やっぱり違うよ。」って、「カノンだったら、前に楽譜作ったから、それが使えるかなぁ、と思って。」とTさん。
「ヘンデルはきれいけど、みんな知らない曲だろうし、カノンだったらみんなよく知ってるし、いいかも。」
ヘンデルの行方はと~っても気になりますが、今日は進めないといけません。

カノンをアルトフルートと、ヘルマンハープのために書き換えることにしました。
前の楽譜はフルートとヘルマンハープ3台のために書いたので、やり直しです。
Tさんがハープのところを引き受けてくれました。

アンダーソンのモーツアルト魔笛のファンタジーの途中のアリアで、アルトフルートを入れて、次の曲で、カノンをアルトと、ヘルマンハープで演奏すると、楽器の紹介にもなります。

それから、ブリジアルディのヴェニスの謝肉祭を吹いたら、子どもたちも飽きずに聞いてくれるんじゃないかな?

日本の夏の歌メドレーをやって、楽器ワークショップをして、みんなで、楽器を使って演奏してもらって、最後に、主催者様からのリクエストで、七夕様を歌って終わる。
いいプログラムになりそうです。


子育てサロン音楽であそぼう!

2014-12-09 22:56:56 | 音楽で遊ぼう

今日は、子育てサロンのクリスマスコンサートの本番。

小学校に、事前に教頭先生に電話し駐車スペースをお借りしていました。
こういう連携も大切です。

サロンから練習のために借りていた電子ピアノを、搬入しなくてはいけません。
カスタネットや鈴、タンバリン、太鼓は、子育て支援室から借りてきました。
絵本はGさんが昨日やってきて、一緒に仮製本。まだ、書き込みたいそうです。
22日にもするので、その時までもう一がんばりしてくれるそうです。

Yさんが、車まで荷物を運ぶお手伝いに来てくれました。本当にたすかります。
会館に着いたら、福祉委員役員の男性二人が手伝って、既に、机や椅子を片付けていてくれました。
Tさんももう来て、雑巾がけをしてくれています。今回は語りもしてくれるのですが。

おもちゃを出したり、壁面飾りをしているうちに、ピアノのTさんが到着。
音を出してみないことには、音量の調節がわかりません。
絵本を読むので、語りのTさんとの調整もしなくてはなりません。
立ち位置でもずいぶん音の通りが違います。
やってみると、やっぱり声がフルートの音に負けてしまいます。

真ん中、前に寄ってもらい、私はずっと下がります。

後の準備はお任せして、私とピアノTさんと、語りTさんは別室で着替えて待ちます。

語りのTさんは白いブラウスと、黒いロングドレスですが、クリスマスらしく、赤いサテン地のスカーフを首に巻いて白いコサージュで止めてもらい、真珠のネックレスをして華やかにしてもらいました。
私は、クリスマス用の赤いドレス。
いつもとは違う雰囲気を楽しんでもらう演出です。

サロンが始まり、Oさんのお名前、Y・Yさんの歌。のあと、音楽と絵本。
リハで調整した立ち位置ですると、子どもと語りの距離が縮まり、いい感じです。
絵本を指さしたり、音楽によって子どもの様子が変わります。
驚いたのはフォーレのドリーのMI-YA-OUの時、音楽に合わせて立ち上がって踊る子どもがいます。
現代の音楽で、少しわかりにくいとされている曲も子どもには関係ないようです。

アヴェマリアを演奏。薄い大きな布をみんなに渡して、音楽に合わせて揺らしてもらいます。
子どもたちは中に入ったり、振ったりしてあそびます。
これが大好きなこどもがいて、透ける布の中からお母さんを見たり、布を触って感触を楽しんだりしました。
後は、Tさんのピアノに合わせて、身体を動かしたり、手遊びをしたり、最後はみんな一緒に太鼓や鈴を演奏してもらい、大盛り上り。
演奏したくなっていたんですね。

本当にたのしかった。
何人の人がサロンに関わって、助けてくれたと思います?
こういうことをやっていて思うのは、提供できる幸福です。
提供される人よりも、多くを受け取っています。

場を豊かにしたり成長させることで、自分も豊かになり、成長します。
今日も、いろんな人に助けられて新しい発見がありました。
子どもたちのパワー、お母さん達の真摯さも見ました。
スタッフ同士の絶妙な連携もありました。他の機関の人、自分と直接関係なくても子どものために一肌脱いでくれる人がたくさんいるのです。
こういう場に関わることに誇りを覚えます。







音楽で遊ぼう!クリスマスコンサート

2011-12-26 21:16:28 | 音楽で遊ぼう

土曜日は、2011年最後のコンサート。T小学校でのクリスマスコンサートです。
Sさんとの、変形「音楽であそぼう!」
1年生から、6年生まで年齢はバラバラ。このあと、地域の人たちによるクリスマスパーティがあり、ビンゴ大会に、おやつが用意されています。
なぜか、男の子が多い。ビンゴとおやつに釣られてきたのかな?
50名ほどで、音楽室は一杯。

ヘンデルの「シバの女王の入場」情景を説明して、演奏しだすと、聴くつもりで来てなかった子どもたちも、びっくりしてきいてくれました。

ボルヌの「カルメン」ファンタジーは12分。子どもたちには長い。
やり始めると、空調の風でそれまでうごかなかった楽譜が飛んで、一瞬とまってしまいました。
これはまずい!
しかし、そのまま何事も無かったように、続行。
なんとか最後まで演奏すると、大きな拍手をくれました。
少しざわざわしたけれど、ちゃんと座って最後まで聴いてくれた。

最後は、やっぱり「音楽で遊ぼう!」は参加してもらわなくちゃ。
代表10名に、音楽室の楽器を持ってもらい、他の人には手拍子。
「何がおきるのかな?」と言う顔の子どもたちに、フルートとピアノで、飛び込んで「そりすべり」を演奏したら、低学年の子どもたちは身体も動かして手拍子、楽器拍子。おすましの高学年も、心ならずも乗ってしまって、楽しいクリスマスコンサートになりました。


音楽であそぼう!しゃぼん玉おじさん

2011-09-26 22:35:48 | 音楽で遊ぼう

引越し屋さんがくるのは明日。片付けても片付けても、終わらなかった物の移動も出口が見えてきました。

今回の「音楽であそぼう!」は年一度の、しゃぼん玉おじさんデー。日夜、より良いしゃぼん玉を求めて、研究を重ねるおじさんは、今年は合成洗剤:洗濯のり:水=1:7:10の液でチャレンジ。粘性の高いしゃぼん玉は、こんなこともできます。浮かんだ玉をフッと吹くと、中にもう一つ玉ができます。


プールの中に液を入れて、液がなじみやすいようにガーゼを巻いたフラフープの輪っかでしゃぼん玉を作ります。子どもたちは神妙な面持ちで真ん中に立って、しゃぼん玉ができると、一瞬のできごとに目を見開きます。


全員が何度か輪の中に入るのを楽しんだら、後は自由に液で遊びます。


こういうのも、すぐにマスターしてしまいます。今日は絶好のしゃぼん玉日和。

わかるかな?男の子二人で、作ったなが~~~い しゃぼん玉。
これはひもをわっかにしたものの4隅にお箸を4本つけて、それぞれ2本づつ持ち、液を漬けて、ゆっくり移動します。
「ちゃんと、持てよ。」「おまえこそ、ねじらんと持てよ。」と、言い合いながら、実は息がぴったり合わないとこんな玉はできません。


気持ちの良い一日でした。


音楽であそぼう!7月

2011-07-12 20:55:51 | 音楽で遊ぼう

週末は盛りだくさん。土曜日は「音楽であそぼう!7月」でした。

学校の庭には、子どもの植えたミニトマトが暑い日差しの中、ピカピカで宝石のようでした。

7月で思いつくことは?
「なつまつり よーよーつり ゆかた なす あさがお ぼんおどり うみ なつやすみ やつやさい しそ あつい プール かきごおり すいぞくかん みずあそび ながしそーめん アイス  
じゃがいもほり こうえん ぶどう みみず  せみかぶとむし トマト きゅうり ピーマン すいか ゆうやけ ひまわり ばった せみ てんとうむし おくら 山 ディズニーランド ユニバーサルスタジオ おばあちゃんち りょこう わにプール にんじん」

たくさんでました。子どもたちの身の回りのことから、夏休みの楽しい予定まで、いろいろ話しながら出してくれました。

それから、今日はリムスキー=コルサコフの「インドの歌」をフルートとピアノで聴いてもらい、感じたことを絵に描いてもらいました。

これは、ピアノとフルートと私だそうです。ピアノは虹色に見えたのかな?私は水色に白のカーディガンだったのに、ピンクと黄緑、胸にはハート。この辺りがリムスキー効果?!



この子は、ピンクの虹と空かな?



曲の最後の方が、なんだか鮫に食べられて「
あ~あ・・・。」って感じに聞こえたんだって。


おもしろいなぁ。

ベルで夏の定番曲「うみ」を合奏。
それから、学校の楽器を使って大合奏。
こういう時間って、私たちにとって、本当に宝物のようです。


音楽であそぼう!5月

2011-05-16 21:10:19 | 音楽で遊ぼう

満作の花。黄色い花が良く知られていますが、ピンクの満作もあります。一輪ずつ見ると、これが花?と言うような形をしていますが、集まるとやっぱりきれい。

土曜日は地元小学校で、「音楽であそぼう!」
五月って聞いて何を思い出す?
こいのぼり、かしわ餅、ちまき、パンジー、チューリップ、春の遠足、海遊館、動物園、いちご、菜の花、種まき。

この曲を聞くと、5月の風のような気がします、みんなはどう感じるかな?聞いてください。と演奏しました。「どうだったかな?これはモーツアルトのソナタD-
durの一楽章です。」「あっ!あそこにあるよ。モーツアルト。」「赤い服着てる。」
「五月の風感じた。」

今日は、Yes Noゲーム。
「新らしいクラスになって友達ができた人?」
「女の先生だった人?」
「遠足のお弁当に好きなものが入っていた人?」
みんな、新しいクラスや、学年をさまざまに味わっているみたい、楽しい話、ちょっと困った話などいろいろ聞かせてくれました。

今日はチューリップのうたをメロディベルで演奏。
どの音をするか手を上げて決めてもらいましたが、譲り合う子どもが多く、気持ちよく決めることができました。初めての子どもも多く、後、少しのところで間違ったりしましたが、4回目には、ほぼ完璧に演奏できました。

好きな楽器を使っての演奏は、今回は木琴や鉄琴が大人気。
大きなマリンバ、ヴィヴラフォーンから、小さな箱木琴まで借り出して、楽しい演奏が出来ました。

これをすると、おかげさまで、季節を思い切り味わったような気がします。



震災と子どもの絵 音楽であそぼう3月

2011-03-14 20:30:29 | 音楽で遊ぼう

こういう日は、何を書いたらいいのでしょう?
弔意を表してクローズするのが、正しいような気もしました。
しかし、当たり前のことを当たり前に行っていくことがこういう時には必要だと思いました。不安やパニックは共鳴し、増幅します。

何の根拠がなくても、安心すると決意すること。
安心していると、脳は活発に働き、危機の際にも、最悪の選択をせずにすみます。
そして、不安と同じように安心も共鳴し、増幅する。

人は、周りの状況や、環境を変えることはできなくても、感情は選ぶことができます。最悪の状況は、環境ではありません。孤立です。安心や、優しさは必ず人と人を結び付けます。
こういう時こそ音楽が役に立つのです。

安心の気持ち、優しい気持ち、暖かい気持ち、
私達はパニック状態で、あわて続けるこま鼠の様にもなれますし、タイタニックの船上で、船が沈む直前まで演奏しつづけ、周りの人を癒し続けた名もない楽師になることもできます。

土曜日に「音楽であそぼう!」を小学校でした時に、やはり子ども達は来ていて、親は働いていて、子ども達が安心していられる場所はここしかありません。
子どもは何もわからないと思っている人が多いですが、ニュースや大人の話を漏れ聞いて、よくわからないからこそ、言葉にならない不安に怖い思いをしているにちがいないのです。

今回は、ベルなどの課題を少なくし、子どもが気持ちを、表現することに時間をかけました。

その時、フルートとピアノで演奏した春のうたメドレー(春よこい~春が来た~どこかで春が)を聴いて描いた子ども達の絵がこれです。

これは5人で描いた絵ですが、ほとんど言葉を交わさずにすごい集中力で描きました。
この子ども達の絵からでる強いパワーとエネルギー。

子ども達自身が、不安のパワーを、安心と共同作業のエネルギーに転換した瞬間を目の当たりにした気がしました。

こういうパワーとエネルギーが、これからの日本の地に必要になってくると思います。
この絵をみんなに届けたくて、今日は投稿しました。


音楽であそぼう!1月

2011-01-24 20:47:41 | 音楽で遊ぼう

土曜日、1月の『音楽であそぼう!』は、とっても寒いので、子どもは来ないだろうと思っていたら、やってきました。どうしても保育の必要な働く親の子どもは少なくても必ずどこの校区にもいるのです。

「1月と言って、思いつくのは?」
「おもち、みかん、たこあげ、はねつき、こたつ、風、風邪、こおり、雪、こま、お正月、冬休み、私のお誕生日、お雑煮」などなど

「今日は、今からフルートとピアノである音楽を演奏します。これを聴いて、どんな感じがするか?考えながら聴いてね。後で、それを絵を描いてもらいます。」

そして、ゴーベールのバラードのAndantinoを聴いてもらいました。
「さあ、どんな感じがしたかな?」

「小鳥の声が聴こえた。」

「私も。」
「雪も降ってきた。」

「じゃあ、それを黒板にどうぞ描いてください。」

「グループに分かれてもいいし。一人ずつ描いてもいいよ。話し合って選んでね。」
というと、3人で一つの絵を描くことになりました。

Aちゃんは、そこに海描いて。」
「いいよ。じゃあ、Bちゃんは、梨の木を描いて。」
「海の上に描いたらおかしいよ。」
「いいやん。海に浮かんでんねん。」
「じゃあ、私は家を描こ。」とCさん。
「海はしんどいわ~。誰か手伝ってーなー。」

しばらくして「なんで、私の描いた鳥を消すの。」
怒っているAさんを見て、二人はゲラゲラわらっています。

「あれあれ、梨の木は置いておいて、消さんといて。」と私も口を挟んでしまいました。

「あれ-!私が頼んでんでー。梨の木、何で消すの?」と今度は、Aさんが梨の木を消すのを食い止めて、消えた部分を塗りなおしました。
「だって、Bちゃんが私の鳥を消したから。」

「そうだね。笑ってないで、何か言うことがあるんじゃないのかな?」

「わかった。ごめんなさい。」「私もごめんなさい。」

「いいよー。」
C
さんのかいた雪を消して、「何で消すの?」「だって、こんなんおかしいし、こんなあの曲になかった。」と、Bさんは言い切ります。

「雪があったよ。」「じゃあ、この絵が変やから。そうや、磁石で雪にしたら。」

かいた雪を全部消して、Aさんと、Cさんで磁石におきかえました。

出来上がったゴーベールのバラード

どうでしょう?バラードの感じ?


「5分あれば、楽器もできるけれど、どうする?このまま描いていてもいいし、選んでね。」というと、
「やっぱり、楽器も
する!」
と、ちゃんと5分前に絵を完成し、木琴と鉄琴を準備室から選んできて、ドレミの歌をぴったり2回、完璧に演奏して終了。

やりきった子ども達は満足そうに「また来るね!」「楽しかった!」と手を振って帰っていきました。