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海住山寺詣

2014-01-04 23:28:29 | 紀行

我が家の恒例、海住山寺参拝は今年は3日です。
毎年通っています。
なぜか?なぜだったのかもう覚えていませんが、毎年行っていると、今更今年は行かないというわけには行かない気がしてくるのです。
昨年もブログに載せています。

最寄駅は関西本線加茂か、奈良線上狛ですが、どちらもとても近いとは言えません。
お寺に行くのは、車ですが、常識はずれの急坂、狭い路を一気に登ります。あまりの急坂に崖が崩れ工事中のところも3箇所ほどあります。
急峻な山は、名前の由来ともなっている補陀洛海住山寺。
補陀洛山とは、極楽浄土の南の海にあるという、浄土の名だそうです。

浄土とは、菩薩道、真実の智慧にめざめ、生きとし生けるものを慈しむ慈悲を極め、人間苦を解決した真実の喜びの世界のことだそうです。
山を海に見立て、そこに住み、補陀洛山に至る修行の場と、貞慶上人が1208年に名前を授けたそうです。

もともと、橘諸兄一族の拠点で、恭仁京に先立つ637年に建てられました。740年に平城京から遷都されたものの、744年には、難波宮に、遷都されるという短命な都です。その都を麓に見渡すように建っています。

今の本堂は一度焼失し、1208年貞慶上人によって再建されたものだそうです。
境内には南天の実がたくさんなっていますが、難を転ずる。難転寺としても有名です。




平安、室町、鎌倉時代の国宝が多くありますが、今回写メしたのは、これ、鎌倉時代のものらしいですが、岩風呂とかいてありますが、用途は諸説ありますが、謎だそうです。


そして、これ、ぼけ止め地蔵「人の話をよくきくよう、努力し、理解しようとも努力し、持ちつ持たれつ人の間がらで生かしてくださいと祈る。と看板があります。中には小さなお地蔵さんがいらっしゃいます。

何度もお参りしていたのに、今年初めて気がつきました。父がいるせいかしら?
本堂の後方にひっそりとありました。
父に示すと、「もう、遅いわ。でも、これ以上ならんように、お参りしとこう。」と、自分の頭を指差してパーの形をしてから、神妙な顔で手を合わせました。

私も、自分の為に祈りました。そして、人の話をきくよう努力する姿勢を持とうと決心しました。