うちのガーベラはまだ元気です。
5度以下で、枯れます。昨年はそれで枯れてしまいましたが、水をやっているとまた復活。
今年は、部屋に入れているので、元気です。
今日は、Sさんとピアノ合わせ。
ポップのヘンデルのリナルドの狂想曲を合わせました。リナルドは2回目。
「私を泣かせて下さい」のメロディの変奏が中心ですが、ゆったりした曲に細かい32分音符のレガートな変奏は、とても美しいです。
カデンツァもいろいろな形ででてきて流麗でおもしろいです。
ヴィルヘルム・アルブレヒト・オットー・ポップ(1828年~1903年)はドイツ、コーブルク生まれの作曲家で、ピアノとフルートの奏者でした。
コーブルク劇場のディレクター、ヘルシンキ交響楽団の主席奏者を経て、ハンブルクに移動しました。
彼は当時からよく知られ、尊敬されている作曲家で、流行りのオペラをテーマにたくさんの変奏曲を書いています。
また、フルートのための教則本の他、ベーム式フルートの移行期で、そのための研究書などものこしています。
ヘンデルの歌劇リナルドは、1711年イギリスで初演されました。
十字軍の騎士リナルドが総大将の娘アルミレーナを戦功を立てたら結婚させてくださいと言い、総大将もこれを許し、アルミレーナも喜ぶ。
ところが、敵方の魔法使いにアルミレーナは連れ去られ、一目ぼれした魔法使いに誘惑され、それを追いかけたリナルドもアルミレーナに化けた女魔法使いに誘惑される。
しかし、魔法がとけて誘惑を退け、総大将が軍を伴って現れ、エルサレム軍を撃退し、魔法使いたちも捕らえられます。二人はキリスト教に改宗することによって命を救われ、リナルドとアルミレーナもめでたく結婚します。
数々の美しいアリアがありますが、特に「私を泣かせて下さい」は有名です。この曲は2幕第二場の初めに、囚われた身を嘆いてアルミレーナが歌います。