今日も一日練習。18時、練習時間も後2時間ほどとなった時、電話が鳴りました。
「おねえちゃん、今日、夜何かある?」と、妹から電話。
いやあな予感しかしない。
「何もないけど。何?」
「メイが倒れてんけど、今から勤務やから、病院に連れて行ってくれない?」
「鍵持ってるやろ。それで開けて中入って、テーブルに診察券とお金置いとくから、お願い。」
「車前に、置けるかなあ?」豪華なタワーマンションは、セキュリティがしっかりしていて入り方も難しい。
「ちょっとだけやったら、エントランスに置けるし、管理人さんに言っといたら大丈夫やから。7時半で診察終わりやねん。次女に行ってもらおうと思ったら、帰りは7時で間に合わへんから。」
というわけで、台風の雨風のなか、夏休みの次男を連れて、牧野から香里園へ。
駅6個ほどあります。通勤時間で、渋滞。7時半までに間に合うか?
19時頃につきました。駅前のタワーマンション19階。
メイが亡くなっているのではないか?とドキドキしながらドアを開けると、玄関の近くに丸くなったメイの姿が。
次男が恐る恐る、指でつついてみると、ビクッと顔をあげました。
「あれ?全然大丈夫かな?」
テーブルの上には診察券と5000円。と黒板。・・・汚い字。
「
メイをカバンに入れて、
窓を閉めて、19階は絶景です。
1㌔ほど離れたところにある病院。
誰も患者さんはいません。そりゃそうです。こんな嵐の日。
先生は「倒れ方とか、薬の飲んでいる状況とか、わからんと、処置の仕方全然違うから!」って怒り出すし。
結局、レントゲンと、エコーを撮って、心臓の欠陥のせいで、すぐに危険な出血などがあるわけではないということがわかりました。
「明日、飼い主さんに来てもらってください。」
「看護師なので、ちょっと来れるかどうか?勤務時間は電話もでられないし。」
というと、「明後日はここが休みなので、絶対金曜日までには来てもらってください。」ということでした。
シーズーは人間のために不自然な交配を繰り返して生まれた犬種です。
そのせいで、全てのシーズーが心臓と、呼吸器に障害を持って生まれてくるそうです。
目は白内障で見えません、耳も遠く、鼻もあまり効きません。
16年生きた老犬。妹の家族に寄り添った小さな家族。
最後まで大切にしてあげたいです。