音楽の喜び フルートとともに

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牧野にも雪

2016-01-20 20:49:12 | 日記

朝8時頃の牧野の自宅の庭です。

雪です。
ゴミを捨てに出たら、近所の年配のご婦人に出会ったので、「ようやく寒くなりましたね。」と言うと、「節分が近くなってきたからね。」
へー。そういうことも言うのかな?と思うと
「このあたりでは節分が近づくと雪が降るというんですよ。」と教えてくれました。
引越して20年、全く知らなかった!
2月3日 節分は立春。立春までに雪が降らないと、冬じゃなくなっちゃうから?とか。
いずれにせよ、ちゃんと冬が来てめでたい気がします。
寒がりの私は、暖かい冬はたいへんありがたいのですが。

ゴミを捨てて朝ドラを見ていたら、
なんでだす?なんでだす?と朝ドラのあさちゃんの口癖。

3才頃の子どもは、いろんなことを聞いてきます。
その以前も子どもはいろんな質問を持っていますが、言葉になりません。
子どもは大体知りたがりです。

ところが、成長するに従って、質問は減り、思春期は疑問を経て、ついに大人。
質問を無くなってしまって完成です。
大人は、なんでも知っているから。

なぜ、知ろうとしないのか?
わかっている?本当?
自分のわかっていることに疑問はないのかな?

つい先日のことです。
梅田に出かけようと思ったら、Pitapaが見当たらない。
困った。あれが無いと電車に乗れません。
バッグを真っ先に見て、無いとわかったから、ニ階の前来た上着のポケット、前に持っていたしまったカバンの中、セカンドバッグ。
無い。やっぱりカバンかな?いやいやあれはさっき見てないとわかっている。

しまった覚えはないけれど机の引き出し、キーケース玄関の下駄箱。
落としたかも。

そして、ついに時間になり、pitapa無しで行くことに。あーあ。

駅まで行く途中、カバンの携帯にイヤホンを挿して耳につけようと、携帯を出したら、携帯の下のそのまた奥から出てきましたpitapa。

見つかって一安心。
しかし、そこで終わってはいけません。
そのポケットは見たはず、どうして見つけられなかったのか?

カバンには底板がついていますが、底板に行き着くまでの布がそこに向かって絞られて丸いシルエットになっています。カードや携帯が縦に入っている限りそのカーブの下に入り込むことはありません。ですが、何かの弾みで横に倒れたカードはそのカーブの下に入り込んで、上から一見しただけでは、見えなくなってしまうのです。

1年前の冬を越したカバン。よくわかっているつもりでしたが、カードが見えなくなって、そのことに初めて気づきました。

つまり、知ったつもりになって、わかったと思っていたことが、失敗だったのです。

自分が知らないことをわかっているのはまだ大丈夫。
わかっていると思っていることが、一番危ない。
そんなことを思った一件でした。

倉敷で買った猫も雪。