昨日は冷たい雨。寒く、重い雲が垂れこめた一日でしたが、4時前に家を出ると雲間から突然明るい陽が差し、虹。
うっすらと半円につながった虹の外側にうっすらともう一本。
二重の虹。写ってるの見えるかな?
久しぶりに見ました。二重の虹はもっと久しぶりかな。
10分ほど車で走って、降りて、マンションの上階の友達の家に着いた時には、雲が失くなってすっかり晴れ、虹ももう跡形もなくなっていました。
聖書の世界で、虹はノアの方舟に乗ったい生き物を滅ぼした神が、「二度と滅ぼすことなどない。」という契約の印として虹をかけたと言われています。
小学生の頃、子ども向けの雑誌で、地球を何度も滅ぼせる原子力爆弾の話を読んだとき、その異常さに頭がぐるぐるして、誰かが間違ってスイッチを押してしまうかもと考えて、怖くて眠れなくなってしまいました。
それから、騙されたと思って、両親に怒りをぶつけました。
「なんで?こんな危ないものをほっとくの?なんで!」・・・子どもだから親に守られるのを当たり前だと信じていたんですね。
親なのに子どもを危ない目に合わせるなんてとんでもない。なんで、大人なのに子どもをちゃんとと守ってくれないの!って。
でも、両親が笑って平気でいたから、その根源的な恐怖をどこかに押さえ込んで、なかったようにして生きるのが当たり前で、常識なんだと思うことにした。
親が間違えるはずがない。子どもにとって悪いことをほっておくはずがない。
脳天気でした。
それから数十年。前よりひどくなりつつあるように見えるこの世界。
でも、これって、怖いことだと思うんだけど、怖い実感がもうわかない。
もともと脳天気。
あーあ。
神様が契約を破る前に、地球が破壊されないことを祈りましょう。