音楽の喜び フルートとともに

フルート教室  久米素子 松井山手駅 牧野駅 090-9702-8163 motokofl@ezweb.ne.jp

虹の契約

2016-01-18 22:19:44 | 日記

昨日は冷たい雨。寒く、重い雲が垂れこめた一日でしたが、4時前に家を出ると雲間から突然明るい陽が差し、虹。

うっすらと半円につながった虹の外側にうっすらともう一本。
二重の虹。写ってるの見えるかな?
久しぶりに見ました。二重の虹はもっと久しぶりかな。


10分ほど車で走って、降りて、マンションの上階の友達の家に着いた時には、雲が失くなってすっかり晴れ、虹ももう跡形もなくなっていました。

聖書の世界で、虹はノアの方舟に乗ったい生き物を滅ぼした神が、「二度と滅ぼすことなどない。」という契約の印として虹をかけたと言われています。

小学生の頃、子ども向けの雑誌で、地球を何度も滅ぼせる原子力爆弾の話を読んだとき、その異常さに頭がぐるぐるして、誰かが間違ってスイッチを押してしまうかもと考えて、怖くて眠れなくなってしまいました。

それから、騙されたと思って、両親に怒りをぶつけました。
「なんで?こんな危ないものをほっとくの?なんで!」・・・子どもだから親に守られるのを当たり前だと信じていたんですね。
親なのに子どもを危ない目に合わせるなんてとんでもない。なんで、大人なのに子どもをちゃんとと守ってくれないの!って。

でも、両親が笑って平気でいたから、その根源的な恐怖をどこかに押さえ込んで、なかったようにして生きるのが当たり前で、常識なんだと思うことにした。

親が間違えるはずがない。子どもにとって悪いことをほっておくはずがない。

脳天気でした。

それから数十年。前よりひどくなりつつあるように見えるこの世界。
でも、これって、怖いことだと思うんだけど、怖い実感がもうわかない。
もともと脳天気。

あーあ。
神様が契約を破る前に、地球が破壊されないことを祈りましょう。