科学とアート

今日こそは、一日中フルート。
と、思いつつ、朝は汚れて来た部屋の掃除や、片付けで時間を取られました。

午後、練習するのはロングトーン。
ストレートトーンと、ヴィヴラートトーン。クレッシェンド、ディミュニエンド、いろいろパターンを変えてやってみます。

グーッとゆっくり右足から左足に重心を動かしたり、音が私の後ろからやって来て前を駆け抜け、窓の外に吸い込まれて消えるイメージを持って吹いたり、

腰を回しながら吹いたり、片足を上げたり。
喉の奥を広げ、唇の当たる角度を変えたり、マウスピースを塞ぐ角度を変えたり。
倍音で吹いてみたり、

とにかく、まだ、思いついていない方法を探します。

音楽は、身体を使う科学でもあります。
ある程度までは、一般化できますが、人の身体は、同じように見えて、みんな違います。

自分の身体をどのように機能的に動かすことができるか？
を、科学すること。

自分の身体で、考察を立て、実験し、結果を見る。いろいろな方法でやってみることで、言語化し、記憶していくことで、積み上げができていきます。

それを、何度もその言葉で再現し、同じ音が得られることで、実践、実証され、理論ができていきます。

その理論は、繰り返し練習、再現することで、なめらかに、自然に優美になっていくことで、アートになります。