音楽の喜び フルートとともに

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素晴らしいスポーツカーに乗ったら…。

2022-09-16 20:57:00 | 近代
車の定期点検に来ています。

今月の押しはNOAHでした。
うちはもうこんなに大きな車は要りません…。
狭い道をちょこちょこ走るので燃費の良いコンパクトカーがいいです。
燃費のメモリーが出るので、次男と「今日はリッター40kmいった。」「56km!」とか言って競い合っています。

夫は「いい車を乗っている人はそもそも燃費なんか気にしないんだ。」と言って燃費なんか気にしない派を気取っています。

が実は走りは荒いですが、高速代をケチって地路をよく走っています。

そろそろ燃費の悪い車を売る算段もしています。中古だけど夢も叶えたし、もういいみたい。

私は車は安くて燃費が良くて、乗り心地がそこそこ良ければ何でも良いです。

ジョン・クーリッジ・アダムズ(1945年~)アメリカ合衆国ウースター生まれ、存命中

現代のクラシック音楽の作曲家って何をしているんだろう?って人は多いと思います。
私もそんなによく知りません。
そもそも取り上げるメディアが少ないので、コンクールとかお祭りとか、特殊な音楽雑誌を見なくてはなかなかわかりません。

You Tubeのおかげでようやく世間的に知られる人も多く…それでも流行りの歌の一桁も二桁も水を開けられている始末。

そんなの気にしないわ。という音楽家が多いのですが、さすがにこの世界がまるまる消滅してしまっては困るというか嫌です。

そんなわけで、音楽を好きな人、興味を持つ人を少しでも増やしたいとブログをはじめました。

でも現代の作曲家を取り上げるとPVがグーッと落ちます。
気にしないと思っても、そもそも、そんなに読者も多くもないブログ。
誰も読まなくなったら本末転倒。とあまり近現代は続けないようにはしています。
でも、ごめんなさい。
今回の人はご存命です。

1960年代からクラシック世界で流行ったのは「ミニマルミュージック」音の動きを、最小限に抑えて、パターン化した音形を何度も繰りかえす。
というムープメントの中に生まれた作曲家です。

絵画で言えば、あまり難しい技法を使わず、具体的な対象を書き写さない、非対象、無対象、絶対象絵画、抽象絵画の動き「ミニマリズム」を音楽評論家が用いたことから、音楽にも「ミニマルミュージック」という言葉が使われるようになりました。

ワシリー・カンディンスキーの横線


ピート モンドリアンの大きな赤の色面、黄、黒、灰、青色のコンポジション

アダムズは「ミニマルミュージック」の作曲家として知られていましたが、ポピュラー音楽、バッハ、ストラヴィンスキー、オネゲルなどを取り入れ、後半は新ロマン主義(ロマン主義の再生、復活、擁護)「ポスト ミニマル」と言われています。

『ショート・ライド・イン・ア・ファスト・マシーン』は1986年作曲、「ポストミニマル」の初めと言われる作品です。

管弦楽のために作曲されました。

アダムスは曲の解説で「誰かが素晴らしいスポーツカーに乗るように頼んだのに、乗らなければよかったと思うのはどういうことか知っていますか?」と尋ねています。

どうもこの曲は、素晴らしいスポーツカーだと思って、友だちの車に乗ったら、すごいスピードで走り出し、気持ち悪くなってしまったという体験を描いているようです。

2008年に過去25年間によく演奏された10番目の曲でした。

プロムスでも何度か演奏され、ローレンス オドムが吹奏楽に編曲し、それもよく演奏されています。