音楽の喜び フルートとともに

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交流支援コンサート

2023-02-18 20:50:00 | 民謡
昨夜は交流支援コンサート 音楽✕バレエに行ってきました。
うはらホール。

ハープの発表会でご一緒したヴァイオリンの冨宅光さんからお誘いされました。

トルコ震災とウクライナへの支援にまわされます。

ヴァイオリンと石塚和規さんと井上春菜さんのチャルダッシュで幕開け

ヴァイオリンの合奏で
ヘンデルのソナタop1-15
バッハのメヌエットNo3

その後、ヴァイオリンの木田雅子さんのヴィターリのシャコンヌとファリャのスペイン舞曲
素晴らしい演奏でした。

二部はウクライナのバレリーナ
Chabanyuk Bogdonさんと
Viktoriia Kostiuchenkoさんのデュオやソロでの踊りと日本の針山愛美さんのバレエ。
テグのフルーティスト ユン ソンジュンさん、チェリスト イ ドンニョルさん。
フルーティスト下田幹さん、ヴァイオリン冨宅さんなどの演奏に合わせて踊られました。

曲はリベルタンゴやオブリビオン、You raise me up.花は咲く、彼方の光、生命の奇跡。
2月18日17:00〜は西神中央ホールでも公演されるそうです。

木田雅子さんのCDの収益は全額トルコ地震救済に寄附されるそうです。

Hore Dolome ホレ ドラム
ウクライナのカルパティア山脈に住むレム族の古い伝統的な音楽だそうです。

ヴァイオリン演奏で歌詞はなかったけれど、ウクライナの二人がトゥ・シューズを脱いで、素足で質素な民族衣装を思わせる服で踊るのを見ていると、なぜか胸が締め付けられ、涙が出ました。

帰ってきて調べてみたら、日本語ではなく、ウクライナ語を英語に翻訳したものが出てきました。

自分で訳したので、ちょっと変な訳かもしれませんが英語を翻訳してみました。

昨年の2月24日から、ウクライナの人もロシアの人も何人の人が生命をなくしたか?

また、2月6日のトルコ地震でも…。

そしてその周りに何人の太切な人を亡くして泣いている人がいるか?
本当に恐ろしいことです。

丘や谷を歩きまわって

丘や谷を歩いて探しても
なにも見つけられません
私の心臓は泣き叫ぶ
私の心臓は泣き叫ぶ
大きな哀しみで

若い若い若すぎるあなた
あなたは今天国にいるの?
二度と帰ってこないの?
二度と帰ってこないの?
私たちの家には?

山が泣いている
そして、あなた
松が泣いている
彼は帰ってこないので
彼は帰ってこないから
山、私たちの山、
ああ、あなたの山とあなたの畑、
私は決してあなたのことを忘れません
私は決してあなたのことを忘れません
昼に夜に 帰ってきて!




改名しました!

2023-02-18 09:00:00 | ロマン派
栗東の道の駅で買ってきたお野菜でお鍋をしました。


とっても魅力的な形の大根。


ピーラーで薄く切ってお鍋に入れたらすごく美味しかった。

紀元前2200年に古代エジプトで、ピラミッドの建築労働者がラディッシュ(ハツカダイコン)

を食べていたという記述が最古です。
野生種が見つかっていず、はっきりとわかっていませんが。中東、地中海が原産ではないかと言われています。

栽培されたのは中央アジアがはじめはじめではないかと言われています。

中国では紀元前4世紀に記録があり、ヨーロッパへは15世紀になってからイギリスで栽培されるようになり、フランスでは16世紀頃から栽培が始められました。

ヨーロッパでは主にラディッシュ(ハツカダイコン)で、イタリア付近ではクロダイコンか食べられていました。

日本には弥生時代には伝わっていて、「日本書紀」(770年完成)に巻第十一仁徳天皇紀に「於朋泥」(おほね)として登場するのが最も古い記録です。

ーつぎねふ 山背(ヤマシロ)女(メ)の 木鍬(キクワ)持ち 打ちし大根(オオネ) さわさわに 汝が言へせこそ 打ち渡す やが栄(ハ)えなす 来入り参来れー

(山代の女が木の鍬を持って打って、掘り出した大根の葉がサワサワとしている。そんな風にサワサワと騒がしくあなたが言ったから、川を渡って、たくさんの人を引き連れて、来たって言うのになぁ。)

ーつぎねふ 山背女の 木鍬持ち 打ちし大根(オオネ) 根白(ネジロ)の 白腕(シロタダムキ) 枕(マ)かずけばこそ 知らずとも言はめー

(山背の女が木の鍬を持って打って掘り出した大根。白い根のような、白い腕を枕にして寝たことが無いって言うならば、私を知らないと言えるだろうが…(知らない訳もないだろう。一緒に住んでいたんだからさ))

「和名類聚抄」(931-938年)には「於朋禰」(おほね)してあげられています。

一般に食べられるようになったのは、江戸時代からで江戸時代前期にはいくつかの品種の成立と栽培法が確立しています。
成形図説(1804年頃)

浪速自慢名物尽 天満大根 長谷川貞信画


フランツ シューベルト(1797年から1828年)ドイツ新星ローマ帝国オーストリア大公国リヒエンタール生まれ、オーストリア帝国ウィーン没



1822年作曲の
歌曲夜咲きすみれ
Nachtviole D752は、
日本語訳では花大根となっています。
学名は

Hesperis matronalis
夜の    婦人

夜に芳香は放つことからこう呼ばれているそうです。

日本に入ったときにハナダイコンと名付けられました。

同じ花を指します。

名付けた時には、ハナダイコンはよく知られた花で名前から大根ではなくその花をイメージしたのではないか?と思われます。
しかも実はダイコンとは関係のない大紫羅欄花属です。

最近は改名されて「夜咲きすみれ」に統一されています。
いくら正解でも、「花大根」ではちょっと詩的に感じないですね。

マイアーフォーハーの詩に曲をつけました。
Nachtviolen!
Dunkle Augen,seelenvolle,
Selig ist es,sich versenken
In dem samtnen Blau.

Grüne Blätter streben freudig
Euch zu helfen,euch zu schmücken;
Doch ihr blicket ernst und schweigend
In die laue Frühlingsluft.

Mit erhabnen Wehmutsstrahlen
Trafet ihr mein treues Herz,
Und nun blüht in stummen Nächten
Fort die heilige Verbindung.

夜咲きすみれよ、夜咲きすみれよ
濃い色の、魂のこもった眼を持った花々よ、
君たちは幸せだ、
ビロードの青さの中に身をひそめていられるのだから。

緑の葉が喜んで、
君たちを明るく飾りたてようとしている。
しかし、君たちは固い表情で押し黙ったまま、
なま温かい春の風の流れに視線を浮かせている。

崇高な憂いを帯びた光で、
君たちは私の忠誠な心を射止めた。
そして今や、無言の夜に、
厳かな結びつきが次々と花開くのだ。