焼き海苔が来たので、二男を連れて行って、実家で母と手巻き寿司をしました。
タラの芽とふきのとうが売っていたので、天ぷらにしました。
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翻訳は毒いちごですが仏語はジャスミンの一種です。
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cupid's dart flowerのことらしいです。
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翻訳ではハシリドコロ、あるいはベラドンナと訳していることもあるようですが、直訳は夜のベル(鐘) 調べてみると、どう見てもオシロイバナ!
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ゲラニウム、ゼラニウムとも言われヨーロッパに広く分布しています。tristeはフランセがくっつけた名前で嘆きのという意味です。
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タラの芽とふきのとうが売っていたので、天ぷらにしました。
まだまだ寒かったけど、もう春ですね。
ジャン フランセ(1912〜1997年
)フランス共和国ル・マン生まれ
、フランス パリ没
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音楽学者作曲家ピアニストの父声、楽教師の母の下で生まれました。6歳で作曲を始め、1922年最初の出版作品はナディア ブーランジェの注目を集めました。
ブーランジェはフランセに音楽活動を薦めました。
自作の「ピアノと管弦楽のためのコンチェルティーノ」は20歳の時にバーデンバーデンで初演されました。
フランセは若い頃から洗練された。ピアニストでパリ音楽院ピアノ科では首席で、ソリストや伴奏者としての道を模索したこともありました。
フランシス プーランクの「2台のピアノのための協奏曲」で、プーランクとピアノを共演することもありました。
しかし、やはり主な業績は作曲活動でした。生涯を通じて多作で
1981年には「いつでも作曲している」と公言していました。
別々の作品を掛け持ちでかきあげるのが常でした。
モーリスラベルはフランセの少年時代に両親に次のように述べています。
「この子の才能のうちで、私は見る限り一人の芸術家として、最も将来が有望視されるのは旺盛な好奇心に恵まれているということです。
くれぐれも親御さんがかけがえのないこの才能を潰したり、坊ちゃんの感受性を潰したりしませんように」
新古典主義者として無調性や無形式の迷宮を退け、過去の偉大な前例に倣っています。
作曲様式は軽快さと機知にあり、自ら目指したところは「喜びを与えること」でした。
旋律線同士のやり取りも目立っています。取り入れたものは自らの確たる美学へとまとめ上げています。
1959年フランセは「花時計」を作曲しています。
この曲をフランセに委嘱して、1961年に初演したのはオーボエ奏者のデ・ランシーでした。
分類学の父カール フォン リンネ(1707〜1778年)スウェーデン=バルト帝国スモーランド生まれ、スウェーデン=バルト帝国ウプサラ没
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リンネ草を持ったリンネ
が1750年作ったリンネの花時計。
が1750年作ったリンネの花時計。
この時計は咲く時刻の異なる花が配置されていて、その時刻になるとその花が咲きます。
30分と狂わなかったとか…。
音楽はリンネの
7楽章からなるオーボエと管弦楽のための一曲です。
楽章の名前が咲く花と時刻になっています。
午前3時 毒いちご Galant-de-Jour
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翻訳は毒いちごですが仏語はジャスミンの一種です。
午前5時 青いカタナンセ Cupidone blue
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cupid's dart flowerのことらしいです。
直訳は青いキューピット、英名はキューピットの矢、矢車菊かも。
午前10時 大輪のアザミ Cierge a grands fleurs
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日本語翻訳はあざみになっていますが、直訳は大輪のろうそくと言う意味で、サボテンの花で、大輪の花を咲かせると1日の終りにはしぼんでしまいます。
正午 マラヴァアのジャスミン Nyctantthe du Malabar
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Malabarはインド半島南西部のアラビア海に面した海岸のことです。
ちょっとエキゾチックな感じがするジャスミンということでしょうか。
午後5時 ハシリドコロ Belle-de-Nuit
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翻訳ではハシリドコロ、あるいはベラドンナと訳していることもあるようですが、直訳は夜のベル(鐘) 調べてみると、どう見てもオシロイバナ!
日本や東南アジアに咲く花で、ヨーロッパでは珍しいそうです。
午後7時 嘆きのゼラニウム Geranium triste
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ゲラニウム、ゼラニウムとも言われヨーロッパに広く分布しています。tristeはフランセがくっつけた名前で嘆きのという意味です。
午後9時 夜咲く虫取りなでしこ Silene noctiflore
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ナデシコ科ですが、ヨーロッパ原産。
夜開花キャッチフライ、夜開花シレンと呼ばれる野草です。
夜になると咲き、芳香を放ち蛾を惹きつけ蜜を飲ませて受粉するのでこの名がつけられたのではないかと思われます。
正確に言うと、リンネの花時計とは同じでは無いので、この花時計では時刻が計れません。
大体1日しか咲かない花では元々無理です。
リンネには時刻を花で刻むという科学的目的があり、 フランセには作曲の目的、聴いた人に「喜びを与えること」に合う意味があるのだと思うのです。