音楽の喜び フルートとともに

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完璧に馬鹿な男の

2023-05-16 20:56:00 | 近代
日曜日は、池田公民館 大ホールでギター川原久美子さんと久米で縦型バスフルートとコンサートフルートで演奏してきました。

駅から続く鉄橋を降りた公園の中にある池田公民館。

池田公民館


コンサートフルートと縦バスフルートセット完了。

バスフルートとギターでジョン ダウランドの「Flow my tears」(流れよわが涙)
カルッリの「2つのデュオop158-1」を演奏しました。

打上げは池田のお好み焼き屋さんで。

池田には落語ミュージアムがあるそうです。

「池田の牛ほめ」(1687年出版)
「池田の猪買い」(1707年出版)
という有名な落語の舞台となったところです。

「池田の牛ほめ」は、トンチンカンな息子の与太に父親が、兄の新築の家を褒め、ついでに飼っている牛も褒めご褒美をもらおうと算段します。

与太は案の定褒め言葉を覚えることができず、紙に描いたものを渡します。
さて本番。与太は無事褒めを言い、ご褒美を頂けるのでしょうか?

「池田の猪買い」
冷え気(淋病)に悩む男が、獲れ立ての猪が病に効くときいて、池田の山奥に住む猟師の六兵衛を訪ねて行きます。

しかし物覚えの悪い男、行く道もろくに覚えられない。さて、男は無事猪肉を食べることができるのでしょうか?

グスターフ ホルスト(1874-1934年)イギリス イングランド チェルトナム生まれ、ロンドン没


オペラ「どこまでも馬鹿な男」(The Perfect fool )1918-1922年作曲の1幕もののオペラです。

当初、クリフォード バックスに台本を頼みましたが断られ、自分で台本も書きました。
後にバレエ音楽の組曲として編成され、それぞれ単独で演奏されることが多いです。

魔法使いが神秘的な方法で働き、華麗なバレエの形で空気、火、水の精霊を召喚するところから始まります。

彼の計画は、その日のうちに夫を選ぶ運命にある王女と結婚することです。

年配の母親が、眠そうにしている息子(愚か者)を連れてやって来ました。
母親は、息子が王女を口説いて結婚を勝ち取るという予言に夢中になっています。

魔法薬を与えれば息子は王女に愛されるでしょう。魔法使いは王女にこれを試します。

母親は、あくびをしている息子に魔法薬を投与している間に、魔法使いはすでにそれを真水に切り替えていました。

魔法使いは王女に求婚しますが、年を取って見難いと言われ、「若返るから」と魔法を試しますが効果がありません。
ついに激怒し、すべての人に死と破壊をもたらすと約束します。

吟遊詩人と放浪者が現れ、歌を聞かせ求愛しますが、彼女は何も反応しませんでした。

しかし、王女は息子(愚か者)を見ると彼に恋をし、結婚してほしいと頼みます。
彼は「ノー」という言葉で答えます。

魔法使いは愚か者の母からの厳しい叱責の言葉の後倒れ、焼け焦げてしまいました。

物語は前後し、混乱しているように見えます。英国女王と国民への比喩と皮肉であると言う説もありますが、上演数は少ないです。

スコアは、ワーグナーの「パルシファル」とドビュッシーの作品を皮肉っているようです。

この動画はオーケストラ版です。

祈り
大地の精
水の精 
火の精