里山の池の側は、
空木が満開でした。
アジサイ科だそうです。
マーラーの交響楽第一番というと「巨人」という副題のついた壮大な音楽ですが、実は第二楽章「花の章」がマーラー自身によって削除されたことを知っていますか?
最近ではこの削除された第二楽章を加えて演奏されることがありますが、一時は失われていました。
1884〜1888年に作曲されました。
もともとは
第1部 青春の日々から、若さ、結実、苦悩のことなど
- 第1楽章 春、そして終わることなく
- 第2楽章 花の章
- 第3楽章 順風に帆を上げて
- 第2部 人間喜劇
- 第4楽章 座礁、カロ風の葬送行進曲
- 第5楽章 地獄から天国へ
- という副題がついていました。
- その頃、マーラーはヨハンナ リヒターというソプラノ歌手に恋をしていました。
- カッスル劇場の第二指揮者になったばかりで1885年に書いた「さすらう若者の歌」は、彼女への恋愛感情を書いたものだと言われています。
- この恋は、マーラーの片思いだったようで、失恋しています。
- 1885年 ライプツィヒ歌劇場の第二指揮者になると
- 今度はウェーバーの孫のマリオン ウェーバー夫人と恋愛関係になります。
- 駆け落ちまで、考える仲になりましたが、実現しませんでした。
- そして、ここでも次第に人間関係が悪化し、身体も壊し、1888年手術をします。
- ライプツィヒを去り、ブタペスト歌劇場の正指揮者になります。
- 1896年初演の時に第二楽章を削除しました。
- 長く失われたと思っていた花の章は第二次大戦後に弟子のペリン家で発見され、1967年に初演されました。
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