ギターの渡瀬清隆さんと、合わせ練習をしました。
3/27(土)12:30~西宮プレラのコンサートで演奏するアラカルトです。
ギターとフルートは難しさが違うらしく、渡瀬さんが気を使わなくてもスッと弾ける曲からと言うので、選んだ曲は「ソノローゾ」
1946年作曲にショーロ(泣く)というブラジルのポピュラー音楽の1つです。
演奏しやすさは
ギターパートの決まったリズムとコード進行のせいです。
メロディと伴奏がしっかり別れています。
次がブラームスの「ハンガリー舞曲第5番」
こちらは1873年頃ですが、ハンガリーの軍隊が酒場で兵士を募集するために演奏されたものを、ブラームスが編曲したものです。
ギターパートはほとんどズンチャズンチャと伴奏です。
但し、こちらはテンポが途中で激しく変わります。
よく聴き合わないとタイミングが合いません。
テンポが変わる直前で突っ込んで行かないように頼みました。
pauseという音楽用語がありますが、録画などに使われる一時停止。
一瞬完全に動きも呼吸も止めます。それからいきなり動き出す。この緊張と緩和が大切です。
最後がドビュッシーの「ゴリウォークのケークウォーク」
1899年作曲のこの曲は、ブラームスの頃の古典的な手法から離れて、調性の破壊。
美しいとされた調和の感覚を離れて、自由で生き生きとした音楽を目指しています。
子どもの領分と名づけられた曲集の中の一曲、シュシュのために作られた曲はおもちゃ箱をひっくり返したような大騒ぎ。
こっちに行ったと思ったら、あっちに跳ねて、ゆっくり静かに止まったと思ったら、また、飛び上がって、ひっくり返り…。
フルートもギターも大忙し。
これが合わすのが一番大変でした。
最後が、モンティのチャルダッシュ。
ブラームスのハンガリー舞曲第5番と同じく、軍人募集の酒場の音楽。
通常ヴァイオリンピアノで演奏されるこの曲をフルートとギターに編曲。
ヴァイオリンが旋律を全て演奏するところ、同じ旋律を二回目はギターだけで演奏します。速いところは除いて。
ちょっとずるい…。
これもテンポが変化しますが、大きなテンポの変化はさほど問題になりません。
それよりは、同じフレーズの中のテンポの揺らぎにギターの伴奏がついていけるか?
ついていくのでは遅くて、こう来たら、次はこうなるな。
という瞬間の予知能力のようなものが必要です。
それはオカルト的なものではなくて、いろんな音楽をやっていくなかで、こう来たら、次はこうなる。という必然があって、それをお互いに読みあって音楽を作るという感じです。
合わせ一回、後は本番当日の30分。
きっとうまく行くでしょう!
いつも温かいリアクション
ありがとうございます😊😊😊
好きなのに〜音楽音痴の身には
美しい音を奏でる演奏家の皆さまのお姿に
心からの敬意と拍手を送っています。
今日もどうぞお元気に!
張り子を作ったりもされるのですね。すごい😆⤴️