音楽の喜び フルートとともに

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沖縄のグスク二つ

2013-05-13 21:17:53 | 紀行

日曜日に、父が退院してきて、とりあえず、病院の簡易ベッドで泊まらなくてよくなって、ちょっと一息。
今日は、ピアノのTさんと、アンサンブルをしました。
一緒に教室の看板作りをしていたGさんが用事でキャンセル。
Gさん頼みのトールペイントはお休みして、Tさんと二人ランチを食べて、アンサンブル。
ヘンデルのソナタ、ブリジアルディの椿姫のファンタジー、ドボルザークのソナティネ。
久しぶりのTさんのピアノは、気持ちいい!初見の曲も音が抜けたりしたとしても、ちゃんと音楽になります。また、何かやりたい。

沖縄の史跡巡り。5月2日にはレンタカーを借りて、那覇から北上しながら、史跡をめぐりました。

ここは、中村家住宅

中村家は500年前に、護佐丸が中城に居城を移した時に、一緒に当地に移り、この家は18世紀頃に建てられたものが、そのまま残っています。朝一番についたのですが、静謐そのもの。
遺跡というより、懐かしい田舎の家に来たような空気です。


中村家が付いてきた、護佐丸の居城、中城(ナカグスク)城址、世界遺産です。
中城按司(ナカグスクアジ)が代々築きあげ、14世紀護佐丸によって現在の形に完成しました。石積みの技術は本土よりも高かったそうで、空中写真でもない限り全体は取れませんが、城塞だけで43000坪もあり、壮大な遺跡です。


城塞からの眺めがすごいです。地元小学生の団体も来ていて、すれ違う度に「こんにちわ。」と帽子を取って挨拶してくれて、とっても新鮮でした。昔は、大阪の子どもたちも知らない人にも挨拶してたのを思い出しました。


中城の護佐丸を滅ぼしたのが、ここ勝連城跡(カツレンジョウシ)の阿麻和利(アマワリ)。やはり世界遺産です。13世紀からいろいろな按司によって、継がれてきた勝連城は、10代目の阿麻和利という英雄を産みます。圧政をしていた前任者を倒し若くして城主になった阿麻和利は、海外貿易や善政によって、力を付け、一時は首里城の琉球王の娘を嫁にしていました。護佐丸を滅ぼした後、首里城を攻めますが、逆に滅ぼされます。



やはり、あたりを見渡すことのできる、素晴らしい眺望の位置に建てられていました。
首里国王の娘で阿麻和利の妻になっていた百十踏揚(ももとふみあかり)は、阿麻和利を滅ぼした鬼大城と再婚、しかし彼もまたクーデターによって滅ぼされ、百十踏揚は、島尻王城に落ち延び、隠居生活を送ったとされています。

旅行者は旅行者に過ぎないけれど、何度も行くうちに、今の沖縄、昔の沖縄、沖縄をいろいろな角度から知ることができ、だんだん立体的になってきた気がします。



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