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今日は萩原天神 いつもの処で、デジタルピアノ試奏会でした。
坂田さんと牧野9:22発の準急に乗って淀屋橋乗換え、御堂筋線で中百舌鳥、南海線で萩原天神まで
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天神さんと
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線路の間の道沿いの町家。
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早速、電子ピアノの調査。
ヴィオラの金重さんと、坂田さんのピアノ、フルート久米で「ベルガマスク組曲」
ギターデュオの演奏。
後は
フルートの今川さんと私とピアノでケーラーのシューベルトの主題による変奏曲など、初見でガンガン演奏しました。
バッハの二声インベンションはピアノ
の独奏曲ですが、ギターとピアノ、フルートとギター、フルートとヴィオラ、フルート二本などなど、どの組み合わせでも美しく、交替で何曲も吹いてしまいました。
今川さんが持ってこられたカルリのロッシーニの「La gazza ladra」序曲。
ギターとフルート二本のための編曲もの。
イタリア語読めないのでみんな「なんの曲だろう?」となって、演奏してみると「聴いたことあるけど、題名が出てこない〜。」となりました。
私なんか、カルリ、ロッシーニの「セビリアの理髪師」トリオを動画で見てロッシーニの楽譜を探していたのですが見つけられず、ようやく出会った楽譜!
結局、その場では思い出せず、家に帰ってイタリア語翻訳してみると…
オペラ「泥棒かささぎ」
やっとスッキリしました。
ジョアキーノ アントーニオ ロッシーニ(1792-1868)教皇領べーザロ生まれ、フランス帝国パリ没
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1817年25歳のときの作品「泥棒かささぎ」はまだ創立40年のミラノスカラ座歌劇場のために書かれたオペラ セミセリア(田舎を舞台にしたペーソスのある喜劇)です。
T.B.ドービニー、ルイ シャルル ケーニエ合作の悲劇をもとにジョバンニ ゲラルディーニが台本を書きました。
ロッシーニは1812年に「試金石」を1814年に「イタリアのトルコ人」をスカラ座のために作曲していました。
まだ新しいスカラ座、
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ウィーンの流行に目敏いミラノの聴衆のために新しい形の題材を選びました。
1796年のイタリア戦役でオーストリア、サルディーニャ王国連合軍をフランスのナポレオンが破り、1805年イタリア王国がミラノを首都にナポレオン ボナパルトがイタリア王になります。
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1814年ナポレオンが追放されるとイタリア王国も終焉。
副王だったナポレオンの養子ウジューヌ ド ボアルネ
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ウジェーヌ・ド・ボアルネ、アンドレア・アッピアーニ画、1810年
がオーストリアとの休戦を画策しますが、民衆のフランスへの怒りは凄まじく、財務大臣のジュゼッペ ブリーナ
を私刑により虐殺。
ボアルネはバイエルン王国に亡命しました。
その混乱も収まらないミラノ。
定番の王子や王が美女を救うというストーリーは意識的に避けられました。
では、誰が彼女を助けるのでしよう?
「泥棒かささぎ」は女中のニネッタとファブリツィオ家の息子のジャンネットは相思相愛。
兵役から帰ってきたジャンネットをみんなで祝杯をあげ祝います。
一方ニネッタの父フェルナンドが、軍隊で刃傷沙汰を起しニネッタの元へ逃げ帰ってきます。
代官がやってきたのでフェルナンドは机の下にかくれましたが、代官はニネッタを口説きにかかります。
代官は死刑囚フェルナンドの手配書を見せます。
ニネッタはフェルナンドをなんとか逃がそうとしますが、彼はお金がないので、唯一残った銀食器をお金に変え、近くの栗の木の下にお金を入れて欲しいと頼みます。
ニネッタは父の銀食器を売り、お金を持って栗の木の元へ行こうとすると、
かささぎが銀食器をついばみ飛んでいき、家人が「銀食器がない」と騒ぎ出します。
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代官がやってきて、父が死刑囚であることを暴き、お金を持っているニネッタが泥棒だと決めつけます。
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ニネッタは父のために何も言うことができません。
法廷で判事が家の中の泥棒は死刑であるといい、ニネッタは死刑を宣告されます。
父が現れ、事情を話し、ニネッタは無罪だと言いますが取り合ってもらえません。
父の友人が彼の恩赦を取付け、村にやってきます。
ちょうどそこにかささぎが銀食器を持って飛んできて、追いかけていくと、かささぎの巣の中に銀食器を見つけます。
ニネッタが死刑になろうとする瞬間に友人が銀食器と父の恩赦を手にやってきて、ニネッタは助かり、恋人ジャンネットの胸に抱かれ終幕となります。
泥棒かさざきは今年8月にフェスティバルホールで見ました。
ロッシーニのオペラも関西で見られる機会が増えてきました。
いつも温かいリアクション
ありがとうございます。
また新しい一週間スタート!
今週もどうぞお元気でご活躍を(^-^)
札幌は週明けから気温が下がる予報。
季節の変わり目ですね。
くれぐれもご自愛下さい。
今年というと関西二期会、大フィルですね!いいなぁ!私も行きたかったです。
そうですね。ロッシーニの歌劇は増えてきましたね。
いちじくの思い出、私も祖母の家の近くの家の庭のいちじくを塀に登って食べたことを思い出しました。
家の人も赦してくれていて、他の子どもたちと夢中になって食べました。
大らかな時代でした。