ライネッケのフルート協奏曲は、最近人気がありますが、ライネッケという作曲家は、音楽史的に言うと、あまり注目を浴びてきませんでした。
1824年デンマーク領アルトナに生まれ、メンデルスゾーン、シューマンの弟子。リストの娘コジマのピアノ教師。
ライプツィヒ音楽院の教授を努め、退職してからもたくさんの曲を作曲し続けた、ロマン派の作曲家。
超絶技巧の必要な曲は少ないから、という囁かれていますが、そういうこともありますが、10歳ほど上の教師世代にメンデルスゾーン ショパン シューマン リスト ヴァーグナー ヴェルディーなどロマン派の大作曲家が、居並び、同世代にブルックナー、後輩にはブラームス。なかなか、この中で、特徴を出すのは大変だったに違いないと思います。
フルート協奏曲は1908年に作曲されました。
この年はスクリャービンが法悦の時を作曲し、ベルクや、ウェーベルンなど無調性の作曲家が頭角を現しつつあり、ライネッケのようなロマン派の時代は終わりつつありました。
美しいロマンティックな、メロディーは時代の流れには乗り損なっていたのかもしれません。
それでも、フルートを愛する者にとっては、この曲を残してくれてよかった。
ライネッケに、感謝します。
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