いちごの苗を植えたら、寒い中でも、花を咲かせてくれました。毎日水をやったり、お世話していると、小さな花がいとおしく感じます。
スーパープレゼンテション。ダニエル・ピンクのプレゼンをビデオで見ました。
彼はゴアの発言の原稿を書いていた人だそうですが、オーバーワークで倒れてから、生き方が変わったそうです。
報酬は人に成果をあげさせるのか?という、調査研究をしています。
簡単な、クイズ、机の上に、箱の中に丸い玉が入っていて、ろうそくとマッチ、釘が置いてあります。さて、どうやって、ろうそくのろうをこぼさないように、明かりをつけられるのか?
答えは、簡単。箱から丸い玉を取り出して、壁に箱を打ち付け、その上にロウソクを立て、火をつけるのです。
これだけの問題を、ひとつのグループは、報酬を与え、もう一つには、問題を解いてくれるようにとだけ伝えます。
すると、報酬のないグループの方が、報酬があるグループより、早く問題をときました。
同じ実験をなんグループもしたところ、報酬は、問題解決を早める役には立たなかったことがわかったそうです。
同じ実験をインドでやっても同じ結果だったそうです。
ところで、もう一つ実験があって、この実験の問題は、机の上には同じもの、しかし、より簡単。箱の中の丸い玉をはじめから外に置いてありました。
この作業の場合は、報酬があったほうが、早くできたそうです。
このことから、ピンクは、単純作業の場合は報酬は効果を上げるが、より複雑で、クリエイティブな作業の場合は、報酬による外からのプレッシャーではなく、より内的なこの問題を面白い、と思ったり、問題を解くのが楽しいといった、内側からの動機付けがある方が、能力を発揮する。
と、いいます。
報酬が、あることが、その内的な動機付けを阻害するので、効率が下がったのではないかといいます。
現代の私たちの社会での仕事は、単純な作業はどんどん機械や、コンピューターに取って代わられていて、人間はより、複雑な、創造的な分野の能力を求められています。
報酬というのは、外的なプレッシャーのことです。アメとムチ。報酬も、罰も同じ外的なプレッシャーのことです。
問題を解くのは楽しい、自分の能力を使うのはおもしろい。その内的な力を引き出すことが、大切だということが、もう、たくさんの人が気づいてきているんだと、ピンクの、プレゼンは伝えています。
いよいよ、おもしろい社会がやってきたと、私は思います。
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