ヤブカラシ、蠟燭花とも言うそうです。
ピンクのところが雌しべで黄色い真ん中のが雄しべ。
花びらはその周りに緑色の葉のようなものだそうですが、それは半日で落ちてしまいます。
残った姿が蠟燭のように見えるから蠟燭花と言うそうです。
見えますか?
ヤブカラシは蔓性の植物ですが、巻き付く相手とそうでない相手を分けているそうです。
シュウ酸を含んでいるかいないかをつるの先で見分けてその量が多いほど巻き付かないそうです。
以前にも取り上げましたが
サラバンドと言うリズムは、南米由来でパナマに起源があります。
スペインの侵略でヨーロッパに持ち込まれました。
原型は残っていませんが、速いリズム、猥雑で卑猥な動きを伴うリズムで、1596年にスペインの人文学者アロンゾ ロペス ピンシアーノが書いているところによると、
「若い女の子がギターと一緒に踊り歌い、横では中年の女性が、その汚い口から卑猥な言葉を発しながら、いやらしい動きで踊る……その動きに合わせてサラバンドも激しさを増す……」
1583年にはスペインフェリペ2世によって禁止令が出るほどでした。
そうして入ってきたサラバンドは17世紀フランスでは、ゆったりとした遅いテンポで演奏されるようになりました。
一方、ラ・フォリアという舞曲は、15世紀末、イベリア半島由来の踊りで、三拍子。
フォリアという意味は「狂気」「常軌を逸した」というスペイン語で、かつては速いテンポで演奏されたことを暗示していますが、時代が下るに連れてゆっくりしたテンポで演奏されるようになります。
17世紀、イタリアに入り大流行しました。変奏曲方式で、フォリアの和声進行を取り入れ、コレルリ、マレー、リュリ、スカルラッティ、ヴィヴルディなど多くの作曲家が残しています。
フォリアは、短音階で進行する。音名で表すと、イ短調の場合、A-E-A-G-C-G-A-Eという調子である。
サラバンドは
- 重々しい3拍子のリズム(しばしば2分の3拍子)
- 4小節単位の小楽節2つからなる8小節分の大楽節
- 開始小節に先立ってアウフタクトがおかれる場合もあります。
ゲオルグ フリードリヒ ヘンデル(1685-1759年)神聖ローマ帝国ブランデンブルク選帝侯領ハレ生まれ、グレートブリテン王国イングランド ロンドン没
は、その両方を兼ねたサラバンドを書いています。
ハープシコード組曲第2集HWV437第4曲がそうですが、そこにはフォリア、スペイン風の舞曲とあります。ゆっくりした、荘厳な曲になっています。
こちらこそ、風蘭の風情ある姿、楽しませて頂いています。
踊りもいいですよね。