連休最終日は実家でレッスン。
が1875年にパリオペラ コミック座で、初演した「カルメン」は初演時は不評でした。
詳しくは言えませんが、いろいろな事情、お仕事、健康問題などなどあってもずっと通ってくださる生徒さんたちに、本当に感謝です。
写真のお花は母が毎月活けているのですか、いつもは植えている菊を切ったり、買ってきて活けるのですが、「庭の菊が、葉ばかり多くなって花が咲かない。買ってきても暑くてすぐ枯れるし…。」と言っていると思ったら…。
まさかの菊の花のフェイク品。
「今年は父のお墓の生花がすぐ枯れる、そりゃそうだね。暑すぎるよね。」と言っていました。
周りのお墓を見たら、美しいお花がたくさん。よく見たら造花。
「これもいいかも。」
ということで母もフェイクを使うことになりました。
生きた葉を一緒に入れているので本物みたいに見えます。
それもいいかもうちも南向きの部屋は暑いので生花は好きですがすぐ枯れるので何年も活けていません。
ドライフラワーを活ける?くらいで。
愛(気持ち)があればフェイクフラワーでも赦してくれるよね。たぶん。
ジョルジュ ビゼー(1838-1875年)フランス王国パリ生まれ、フランス共和国ヴァージナル没
が1875年にパリオペラ コミック座で、初演した「カルメン」は初演時は不評でした。
しかし、客の入りは悪くなく、ビゼーの元へは改作して上演しないかと声がかかります。
ビゼーはそれに応じようとしていましたが、突然慢性扁桃炎に倒れ、療養中に心臓発作を起こし亡くなってしまいます。
オペラ「カルメン」はそれから徐々に人気が出て、現代ではもっとも上演回数の多いオペラの1つです。
初演時のポスター
その中の
「花の歌」は、第2幕で、ドン・ホセ(テノール)によって歌われるアリアです。
歌詞から「おまえの投げたこの花を」(La fleur que tu m'avais jetée)の題名でも呼ばれています。
形式上は二重唱の一部ですが、単独のアリアとしてよく取り上げらています。
第2幕の後半のカルメンとドン・ホセの二重唱の場面。
帰営ラッパに気づいて兵営に戻ろうとするドン・ホセに、カルメンは愛を疑う言葉をかけます。
それに対してドン・ホセは二人が初めて出会ったとき(第1幕、「ハバネラ」の場面)に受け取った花を取り出し、愛を歌います。
「花の歌」
おまえが投げた この花を
俺は牢の中でも手放さなかった
しぼんで ひからびてしまっても
甘い匂いは変わらなかった
何時間も 何時間も じっと
まぶたを閉じたまま
その匂いに酔いしれながら
闇の中で おまえを 思い浮かべた
おまえを呪ってやりたいと思った
おまえを憎んで こう言いかけた
なんでまた あんな女に
俺はめぐりあったんだろう?と
そのあとで そんな自分を責め立てて
気がつけば 俺の望みはただひとつ
ただひとつ 希望はひとつ もう一度 おまえに会うこと
おお、カルメン!おまえに会うことだけ!
なぜなら おまえはやってきて
俺をちらりと見ただけで
もう 俺をとりこにしてしまったんだ
おお!俺のカルメン!
俺はおまえのものだったんだ!
カルメン!おまえを愛している!