音楽の喜び フルートとともに

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ボーンズ フォー ライフ

2011-03-09 21:39:08 | レクチャー、マスタークラス

ラナンキュラスは。キンポウゲ科、今の姿はビクトリア・ストレイン系を品種改良されたものらしいです。このゴージャスな花に「ラナンキュラス」蛙の足と言う意味だそうです。葉が蛙の足に似ているから・・・それにしたって!と思うのは私だけ?

今日はボーンズ フォー ライフ。
良い音をだすには、姿勢が大切。とわかっていても、なかなか良い姿勢を保つのは難しいです。そういう私も姿勢が崩れやすく、悩みの種です。

自分ひとりで練習している時に、うまく演奏できても、人前にでると、緊張して体はこわばって動きません。そんな時は、自分の手足どころか、体自体への意識が吹き飛んでしまっています。

今日は、視線を水平線に保ちながら、足の裏が床にどう接着しているか?と言うことを意識する。と言うことをしてみました。

簡単なことのように思えますが、集中して体の状態を見ようとすると、目を閉じてしまったり、視線を落としてしまったりします。

他の人がいる状況、楽譜を見ながら、フルートを吹きながら。全てこういうシンプルな動きの延長にあります。

それから、もう一つ。
自分がうまくいっていないと思う所を、見つけること。見つけると、そことは反対側を、うまくいかないところと同じようにするということにチャレンジしました。

仰向けになってみて、右の肩甲骨の動きが固くなってギクシャクしている事に気付いたら、反対側、左の肩甲骨を右と同じように固めてみます。

右と同じようにしようと思えば、右の肩甲骨がどう凝っているのか?床への着き方はどうなのか?右を変えずに観察し、知らなくてはなりません。

良く見ないと、左を同じようにはできません。

何かをさせようと強制することと同じように、放任するということはネグレクト。自分への「暴力」です。
良く見たり、良く知るということは「暴力」の反対で「愛」。

人は、赤ちゃんの頃を覗いて、みんな例外なく、「愛」の部分と「暴力」の部分を持っています。
「愛」の部分を増やしたければ、弱さと師として、理解すること。

出来ないフレーズを変えようとして、打ち消そうとしたり、失敗を無かったことにしようとしても、ますます混乱してしまいます。

何とかしようとする前に、そこにとどまって、そのフレーズを理解しているのか?自分がどうなっているからできないのか?まず理解することが必要です。

自分の体の中で起きていることを、理解すれば、その現象は、いつの間にか緩和されています。

知るということが、自分に勇気を与えることになるのです。
弱い右は理解されると、勝手に固さをほどきます。

こういうことが、自分の身体に起きると、自分は自分について無理解で、無知で、暴力的なことがわかりますが、構造が理解できたことで、一つ積み上がった気がして、自信がでて、前より強くなったような気がします。


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