音楽の喜び フルートとともに

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カルメン4

2013-02-02 00:14:29 | コンサート

さて、休憩中の幕間から、会場を見てみると、端席を座れるようにして、通路の一列、前に2列足したにも関わらず、見えにくい3階席の上に立っている人もいます。
足した2列目は、満席ですが、最前列は、空いています。
「Kさん、前の席空いているのに、後ろに立ってはる人がいるわ。」
「わかった。影マイクで、座るようにお願いするわ。」

すぐに、4人ほど移動しましたが、後列に数人立っています。仕方ないなぁ。見にくいのになあ。
って、後日聞いたらそのたってた中に母がいました・・・。知人が亡くなってお葬式を終えて来たら、遅かったらしい。なんだかなぁ。

第3幕への間奏曲。
ヘルマンハープ登場です。障害のある息子さんのために作られたハープは、自分で楽しむようにできているので、あまりホール演奏には向きません。それを無理を言って、編曲してもらい3人で演奏してもらいます。フルートもPで吹きます。人が多勢入って演奏したら、どんなことになるか?心配でしたが、みなさん、本当に集中して聞いてくださって、ちゃんと聞こえます。この曲はもともとフルート2本とハープのための曲なので、無理がありません。美しい間奏曲になったと思います。

カード占いは再びMさんのカルメン登場。カードをいくらくっても出てくるのは「死」という文字ばかり。
Kさんのバスフルートと、私のフルートで怪しく暗い空気を出します。

ミカエラは、Kさんのソロの間に、私のソロが入ります。明るい高音域の旋律と、中音域より下の影のある私の旋律で、ミカエラの複雑な心境を表します。清純な田舎娘ミカエラがカルメンを心の中でなじります。恐ろしい人、しかし、勇気を出して、カルメンと対峙することを決意します。可愛いだけのミカエラが、強い決意をする瞬間の音楽。うまくいったかな?

次はエスカミーリョとホセの決闘です。問題のアルトフルート。ソフトな低音が持ち味の楽器で、鋭く、太い決闘の感じを出すのは、至難の技です。
アクセントを多く聞かせて、剣を交えるような空気をだします。

アラゴネーズ、タンバリンのMちゃん、トライアングルのAちゃん登場。難しいタンバリン。うまくいくかな?
しかし、暗転になるはずだった舞台が暗転にならない。全照になったので初めてKさんと始めてしまったら、おっと、ダンスが用意が整っていない。椅子を並べてから始まるはずでしたが、暗転を待っていたらしい。音楽と共に椅子を出して、なんとか、ごまかしました。
すると、今度はKさんが、繰り返し3回目に突入!繰り返しは2回。
1stにどんなことがあっても付いていこうと思っていた、私は、態度を決めきれずに、止まってしまいました・・・一小節の空間。Kさんが、次の小節をふいたので、ピアノのSさんも私も復活!なんとか、音楽がつながりました。グズグズ反省している暇はなく、音楽を立て直し、Mちゃん、Aちゃんもちゃんと演奏してくれて、うまくいった。

お祭りの合唱は、フルートを吹きません。みんなと一緒に歌います。踊りはかわいいスカーフを頭に巻いて、お祭りの売り子になって、客席にみかんをいくつか配ります。コーラスFさんの、「おーい!おうぎだ。」というセリフもうまくいきました。打ち合わせにはなかったけれど、最後にはコーラスが両手を差し出し、「みなさん、いかがで」と歌い、お祭りの喧騒をうまく表してくれました。

そして、終曲。
打って変わって、暗い音楽。フルート2本とピアノ、語りのKさんが、音楽と一体となって、カルメンとホセの最後のやり取りを演奏します。
「俺を捨てないでくれ!」とすがるホセに「自由に生き、自由に生きるんだ!」と突き放すカルメン。
逆上したホセはカルメンにナイフを突き刺した。照明さんが、うまく真っ赤のホリゾントを入れてくれ、「おお、カルメン。」嘆くホセの語りのあと、最後の一節を吹き。ゆっくりと暗転。
拍手。

最後に全照になって、全員紹介、楽屋裏のトランペットのKくんも、初めて舞台に出てきてご挨拶。
会場のお客様もみんな一緒に、闘牛士の歌を合唱。

無事本編終了。さて、5時には撤収ですが、4時40分。大丈夫?


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2 コメント

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素晴らしい!! (pacoca)
2013-02-09 09:40:42
こんにちは パスカルさん
演奏会の大成功 おめでとうございます
そして 臨場感溢れたBlog上の素晴らしい演奏会に
すっかり惹きこまれました
ありがとうございました 堪能しました!!

残念なのは 皆さんのカルメンの音楽を 直接聴けなかったことですが・・・・ 
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ありがとうございます。 (パルカル)
2013-02-12 22:16:53
読んでいただいてありがとうございます。
久しぶりの大勢の方の関わった自主企画コンサートで、エキサイトしてしまいました。

DVDの焼付や、お礼状の作成、送付、会計など、まだ膨大な残務整理が終わっていませんが、たくさんの方の温かいご支援のおかげで、開けたコンサートであることを忘れずに最後まで丁寧にしなくてはと思っています。

次回はぜひ、いらしてくださいね。
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