音楽の喜び フルートとともに

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ジャン=クロード・ジェラール リサイタル

2009-08-30 22:14:44 | コンサート

2ヶ月ぶりにCAPのミーティング。メンバーに久しぶりに会って、夏の報告。やはりほっとしました。
帰り道、御幸橋の日没。

コンベンション2日目夜は、ジャン=クロード・ジェラール リサイタル。
ヴァイオリン小林美恵 ビオラ松実健太 チェロ久武麻子 ハープ篠田恵理

レクチャーパトリック・ガロワの循環呼吸はザイフェルトさんのレクチャー後、行くつもりでしたが、行ってみると、長蛇の列で、入れませんでした。残念。

世界中の有名なオーケストラで活躍されていたジャン=クロードさんは、10年位前から昭和大の教授をされています。そのため、昭和大の豊富な人材を使ったカルテットが実現しました。

モーツアルトのフルート4重奏 C-dur G-dur D-dur
贅沢なプログラムでとてもよかったのですが、ヴァイオリンがフルートと、ビオラの間にはまらないのが気になりました。室内楽ではハーモニーの上に乗っかる形で旋律を取るヴァイオリンが、他の楽器の間に入れていく難しさを感じました。オケのセカンドヴァイオリンの方がこの編成ではよかったかも。とても実力も演奏のレベルも高かっただけに、ハーモニーの不思議を感じました。

ドビュッシーのフルートとヴィオラとハープとのソナタは、もう絶品でした。ハープは生き生きとした動きで、ジャン=クロードさんと対話するように進み、ヴィオラがこの二人の演奏を抜群の包容力で支えていました。編成から、滅多に演奏されないプログラムが聴けただけでも感動でしたが、この美しさ!

フランセのフルート、ハーブと弦楽三重奏のためのソナタ。
ハープが入ったことで、音程が定まり、やっと落ち着きました。よかった。

アンコールの赤とんぼ、シンプルな編曲、五重奏の心が一つになった感じで、心にしみました。

それにしても、やっぱりアンサンブルは楽しい。いろんな楽器の特性を知り、生かし合いながら一つのものを生み出す喜びは格別です。それが、聴いている側にも伝わります。私もいろいろな人とアンサンブルしたいなぁ。



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