今日は午前中初レッスン。午後初合わせ。
12月31日と1月1日の間には、昨日と今日との違いと同じくらいで、大した違いはないはずですが、やっぱり気分が新しくなるから不思議です。
「タイスの瞑想曲」、モールアルトの「恋とはどんなものかしら。」をデュオで演奏していると、本当におもしろいです。
単旋律で練習しているときには、わかりにくかった和声の動きや、大きなリズムや、曲の構造など理解が進む気がします。
ピアノや、オーケストラのスコアは、音が多く複雑ですが、2本で表現するしかないフルートは、もっと単純で、リズムや、対旋律の形がわかりやすいのです。
しかし、単純なものほど、難しい。
難しいからおもしろい。ほんの少しの工夫で曲が生き生きと動き出します。
午後からピアノのSさんと、「Jean de Nivelle」をあわせました。
16日本番に向け、切羽詰ってきました。
今日は、それぞれのフレーズの終わりが繋がって聴こえる所を、しっかり終わるように聴こえるかどうか?と言うところを中心にやってみました。
フレーズの終わりの音を踏み台にして、次の音が出るのですが、その音が鳴っているうちに次の音のはじまりが気になって、ちゃんとその音の性格を表現していないと、どっちつかずの気持ち悪いフレーズがずっと続いていって、もやもやしてしまいます。
それは、楽譜には表記されていないことが多いですが、31日と1日は、目に見えないけれど、区切りがあるとした方が、人の営みは、気持ちが良いことがある。と言うようなことです。そういうところを探して、修正していくと、曲のメリハリがついて、よりおもしろくなってきました。
タファネルのピアノ譜の奥にある、ドリーブの書いた音が管楽器のような気がしてきたり、ここは弦だったんじゃないか?なんて想像も膨らんで本当に楽しいです。
練習が終わるのが惜しい私です。
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